↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

14話

 今日も学校だ。相川からまた何か絡まれそうで教室に向かう足が億劫になる。昇降口でモタモタとしていると後ろから背中を叩かれる。


「よっ、優おはよ。」


「あ、おはよ、山本君。」


「おいおい、いつまで苗字呼びなんだよ。俺は優って言ってるのに。健(たける)って呼べよ。」


「う、うん、ごめんね。」


 ここ最近ですっかり仲良くなった山本君にそう言われて口に出すときは下の名前で呼ぶ事に決まった。

 3階の教室までだらだらと歩きながら喋る。


「なんか、朝から暗いな。どうした?まぁ、朝から明るいのもおかしいっちゃおかしいが。」


「いや、またあのギャルに絡まれるのかなぁって。」


「あぁ、相川か。まぁ、Yuuuのことが絡むとアイツおかしいからな。本当はいい奴なんだぜ?いつも一緒にいる大沢とかと昔はクソ仲悪くて喧嘩してばっかだったけど、あそこまで仲良くなる器はあるしな。」


「え?そんなに仲悪かったの?」


「まぁ、昔っても一年前の高1だけどな。大沢ってクソ口悪ぃじゃん?あんなんだから1年の頃は浮いててな。入学早々の自己紹介でお前らに興味ないんでウチにブス移さないでね〜。なんて女子に喧嘩売ってさ。」


「え、相川さんとかキレなかったの?」


「いや、普通にキレたんだよ。」


「どういうこと?」


「ん〜、難しいからその時を再現するとな...。」


 -----------------------------------------------


「大沢でーす、ぱっと見、ブスばっかなんでウチにブス移さないで下さ〜い。」


 大沢 里見はそう言い放つと教団から席へと席に着く。教室がシーンと静まった後ボソボソと騒ぐ。


「なんなのあいつ。」「イキってるだけでしょ。」「ハブろ、ああいうの。」


「ブスは陰口しかいえねーのな。」


 あーあ、と芝居掛かったように言うと教室全体がまた静寂に包まれる。新任の男教師はアワアワとするだけで何も出来ずに手で空をかいていた。


「ねぇ、それウチもブスってこと?」


 大沢の席の一つ前の女子が声を掛ける。


「ん、あぁ、アンタ名前、相川だっけ。」


「そう、ウチもブス?」


「ん、アンタはまぁまぁ。でも化粧下手。」


「はぁ、何それ!」


「事実を言ってるだけなんだけど。」


「ムカつく、アンタより可愛くなって謝らせてやる!」


「は、意味わかんないんだけど。」


「アンタよりも可愛くなって、化粧上手くなって化粧してーって頼まれるぐらいになってやる!」


「やってみれば?できるならぁ。」


「もし、そうなったらクラスのみんなに酷いこと言ったの謝って!」


「いいよ、土下座でも何でもしたあげる。」


「女に二言は無しだからね。」


 -------------------------------------------------


「そんな事があったんだ。」


「あぁ、んでさ、毎日学校来るたび顔見せて、ポーズ決めたりしてさ、互いにブスブス言い合いの喧嘩したり、でもある日、大沢に嫌がらせする女子とか居たんだよ。相川がそれを止めて女子グループから嫌われたりとかあって、まぁ、その後何があったかは知らんが、大沢が相川のこと認めてクラスみんなに謝罪して丸く収まったわけだわ。」


「ふぅん...。」


「だから、まぁ根は悪い奴じゃないんだと思う。ただ、Yuuuのチケットをポンと人に譲れるお前の器といい貰った境遇というとこに嫉妬してるんだろな。」


「...めんどくさいなぁ。」


「まぁ、そういうなよ。俺がいう事もでも無いんだが、許してやってくれ。ああいつ奴なんだ。」


 僕が山本君を認めるように彼には相川さんを何か認めるとこがあるらしい。まぁ、許すとか許さないとか言うほど怒ってるというか、困ってるだけだから山本君が言うほど僕は気にしてないんだよなぁ。


「困ってるだけで、そんなに気にしてないから大丈夫だよ。」


 そう僕が答えると山本君は少し気にかける視線を送った後、ありがとな。と一言言って教室に手を掛けた。


「美原!事故の場所ってどこ?あんたそこで張ってればあっちから声かけて来るんじゃない?それで連絡先聞いてきてよ!!!」


「.....山本君。」


「あぁ、酷いな、こりゃ。」


 僕らは苦笑いを浮かべて相川さんの提案を断った。





 翌日僕は、歌番組のお仕事で局に向かっていた。今日は僕は新曲、私の証明は僕に出来ないをTVで初披露だった。


 局に入り、着替えて出演者やスタッフさんに挨拶をする。私の秘密事項がバレないように香具師奈我さんと挨拶をする。あらかた終わり、最後の一人、同じアイドルの二継(ふたつぎ) 希望(のぞみ)さんの楽屋をノックする。


「どうぞ。」


「こんにちは、Yuuuです。今日はよろしくお願いします。」


 顔を合わせると嫌な顔をされた。


「Yuuu、久しぶりね。」


「お久しぶりです。」


 苦虫を潰したような顔で挨拶される。


「私が歌ってるときの視聴率、絶対貴女に負けないんだから。」


 いきなり、ふっかけられた。


「え、えっと。」


「勝負よ!」


「が、頑張ります。」


 学校でも大変な私ですが、職場でも大変です。


 おい、香具師奈我ニヤニヤすんな。

ブックマーク嬉しすぎてヤバイです。

自分は元から語彙力がないのですが、それがもっとひどくなるレベルでヤバイです。ありがとうございます。


さて、ということでやっと出せました。二継 希望さん。ああ、、、、早く掘り下げたい。


そして1話に一文付け足しので是非ご覧下さい。

気づいたら教えてんこもり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。