背が伸びました。
第二次成長期はとっくに過ぎたというのに、何故か背が伸びている気がする。
というか、親の背が縮んだように感じた。
気のせいかと思って測ってみたら、なんと俺の背が伸びていた。
それでもチビである事に変わりはないのだが、原因が全く分からない。
デブ、チビ、メガネのトリプルコンボで温かい飲み物でも欲しい所だ(タイムマシーン3号のネタ、分かる人は笑って欲しい)が、何故未だに身長を測る度に背が伸びるのかは謎だ。
もしかして、思春期は鬱で塗り潰し、大人になる事を受け入れたくなくて「大人になる前に死んでやる」とまで思っていた反動だろうか。
何だかんだでずるずると「大人」になってしまった結果の、遅すぎる成長期とでもいうべき現象なのかも知れない。
もしそうだとしたら、なんて皮肉な話だ。
否が応にも「大人」になってしまった事実を否定する為に「成長期」を再現し、あれだけ憎んだ「大人」である事を否定する為に「未だ成長途中の子供」であろうとし続けているのだろうか。
だとしたら虚しいだけだ。
身長だけではなく、体重も増えてしまったので、ただ着れない服が増えてゆく。
どんなに気に入っていた服だって、着れなくなってしまえばただの布ゴミでしかない。
最近は、現実が怖くて体重計に乗れずにいる。




