表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/64

ヴァイオレンス前哨戦

気紛れにやってきたかと思えば、辺りは瞬く間に台風一過並みの惨状。

全く、はた迷惑もいい所だ。

好き勝手激しく暴れ回る癖に、時折死んでいるのかと思う程に気配を消すのは嫌がらせか。

面倒な事後処理に溜息が出る事は無くなっても、残された苛立ちは蓄積していく。

「扉を塞いだら蹴破ってきそうだしな……雨漏りより厄介だ」

今は優勢、ならば出来るだけの事をしておくのが道理だろう。

だが、対策など考えるだけ無意味だと分かっているので何もしない。

放っておいても、気が済めば終わる事なのだ。

下手に止めれば殺されるかも知れないが、こちらが何もしなければ何もされない。

お互いに干渉しない事で均衡を保っているのだし、乱入というルール違反であろうと口を出すつもりはない。

構って欲しい、と思ってルール違反をしているのなら尚更だ。


不意に、ちょっとした暇潰しを思いつく。

「……台風みたいに名前でもつけてやるか」

しかし、それは窓を叩く雨音によって呆気なく終了した。

…そうだ、ぴったりの名前があるじゃないか。


『ゲリラ豪雨』


それは奇襲の名に恥じぬ予測困難さを以て、災害を撒き散らすという。

「まさに………」

この頬を濡らす忌々しいそれを例えるに相応しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ