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黒い仮面の下で

たった一つの形容詞(たんご)

この思いを表せるなんて

そんな軽々しい物じゃないんだ


愛よりも醜悪で

殺意よりも純粋な

この気持ちを誰かに打ち明けるなんて

そんな事出来る訳がない


だから私は密かに綴る

行き場を失った獣の様に

この感情が鋭利な嘆きの咆哮を上げたとしても

私は沈黙という筆でそれを閉じ込める

綴る言葉を堅固な檻として


閉ざした棺に鍵を掛け

慣れた手付きで埋めていく

不規則に並ぶ墓標へ刻まれた抵抗の爪痕

雨に濡れて立ち尽くす薄汚れた墓守は

葬られた私と同じ顔をしている


砂を噛む不快な夢

後味の悪い目覚め

血と煙草と酒の匂い

それだけあれば狂うのは容易い

呼吸(いき)をする様に自分を欺いて

虚構(うそ)で出来た「私」を演じる


La vita è commedia dell'arte.

Sono Pulcinella.

Fino in fondo.

È giusto,fino a che direnrarsi.

イタリア語が間違っていたらすみません。

修正致しますのでこっそり教えて下さい。

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