最悪な戦隊 他人まかせのテキトー戦隊、ただいま出動!かな?
「ぐわーーーーははははははは。どうだどうだ!ぐわっははははは」
怪人が東京の裏道に現れた。人の家のフェンスを一つ一つ切っているようだ。
テキトー戦隊は、こういう場面を放って置けない。
「何!それは本当かピンクレンジャー!」
「えぇ、あいつは怪人キリキリ。急いで来て!」
「みんな!行くぞ!」
2人が電話で話す。どうやら戦隊が駆けつけるようだ。
そして数十分が経った。
「とう!あ、いてててててて」
そんな声とともに、書店で立ち読みをしてからここにきたレッドレンジャーがポーズを決める。
それに合わせて全員がポーズを決める。
「え、ちょ。お前ら何?」
怪人がそう言う。
「俺たちか……いいだろう。教えてやろう!」
「前置きいらないから」
「あ、ごめん。この街を守るスーパーヒーローのテキトー戦隊だ!」
「え……………」
「怪人キリキリめ!倒してやるぞ!」
「かかってこいやぁぁぁl」
キリキリも構えを取る。
すると、レッドレンジャーが動きを見せた。
「くらえ、人間の力!【ポリスコール】」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
レッドレンジャーはポケットからスマホを取り出す。そしてすかさず110。
「はいもしもし。こちら警察です」
「もしもし!謎の怪人がフェンスを一つ一つ切っているんです!助けてください!」
「はい!今出動します!」
ぽん……………
「キリキリめ、お前の命運もこれで尽きたな!」
「お前何にもしてねぇじゃん!」
「ふふふふふふふ……」
「怖いよ!!」
そしてしばらくして警察が到着した。怪人は無事に撃退されたのだ。
テキトー戦隊は、今日もあなたの街を守るために戦っている。