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虹の先  作者: kazuha
エピローグ
205/211

6ー2

 あれから何年が経ったのだろうか。

 結局大学は地元にした。まだこの場所でやらなければならない事はあると思ったのもひとつだが、紳助を追うことはしなかった。

 そうそう、ちーちゃんも一緒の大学。楽しかったよ。大学生活は。

 香川くんはサッカーの有名なチームに入って優秀な成績を収め、今では日本代表選手。いやぁ、すごいすごい。絵理ちゃんはその主婦としてしっかりやっている、と写メが飛んできたりする。

 ともちゃんは偏差値を上げに上げ、E判定だった大学に見事合格していた。もちろん紳助と同じ大学だ。

 今となってはいい想い出として話しているが、唯一、高校生活で仲直り出来なかったのが、今となっては心残りである。

 今でも喧嘩別れしているみたいになっているのだけれども。

 そんなことを思いながら、スーツ姿で懐かしの学び舎に来ていた。

「くっそぉ。また逃げやがった……」

 大学を卒業して今じゃ社会人。ずっとお世話になっていた出版関係の会社に入社した。そう、菊川瑞希時代にお世話になった会社である。

 あ、そうそう。私、菊川瑞希をやめたんです。

 そのお話を最後にさせて頂きますか……。

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