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虹の先  作者: kazuha
エピローグ
204/211

6ー1

 諦め。

 その言葉の意味は、今まで行ってきたこと、努力、希望、友情、その全てを捨てるということである。または、それを恐れて始めから行わないことだ。

 どちらも同じ「諦め」という言葉だが、どういう印象を持っただろうか。

 前者は自分の全てを捧げた挙句に棄権した。

 後者は恥をかくことから逃げている。

 泥臭く頑張ったものを嘲笑うかのように、無表情なピエロの仮面をかぶったのだ。

 そんな君に知って欲しいことがある。

「努々」という言葉を知っているだろうか。

 意味は決して、必ずで否定と合わせて使用される。面白くないか。努力を重ねていけば、ゆめよゆめよと追いかけていけば、必ず叶う。

 だから私は、今旅立とうとしている君にこの言葉を送りたい。

ーーーー努々諦めるな。


 実は、菊川瑞希の処女作である「向日葵紫陽花」のエンディング部分の恋人の言葉である。

 紫陽花が海外へ飛び立つその日に、不安と寂しさに押しつぶされそうになっていた。それを知って向日葵が言うのだ。

 向日葵は村の存続のため18歳で結婚し、子供を産まなければならない。

 紫陽花と向日葵、2人は愛し合っていた。

 紫陽花の努力は認められ、海外からオファーが来たのだ。それに、胸を踊らせる紫陽花。

 高校卒業と同時に来ること。唯一の条件のそれさえなければどんなに喜べただろうか……。

 永遠の別れか、永遠の愛かどちらを選ぶのか……。


 本当になつかしい。今思えば最高傑作だった。起承転結をしっかりと決めて短編を並べてラストまで持っていくスタイルだったためテンポが良く読みやすかった。

 長く長くと考えてしまってテンポが悪かったりしたなぁ。

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