表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虹の先  作者: kazuha
虹の先
192/211

5ー43

 パソコンを閉じた。

 そろそろ学校の時間である。行かなければ。

 窓の外は慌ただしくしている。いつにも増して賑やかである。

 制服に着替えて直ぐに家を出る。お隣さんの家の前には近所の人たちがわんさかいる。相変わらずだな。

 無視をするように駅へ足を向けた。

 駅前の本屋には開店前だと言うのに長蛇の列である。まぁ、それもそうか。

 今日は菊川瑞希の新作発売日である。

 久しぶりのため、長作かとの噂が流れていたがそんなことない。今回は1冊である。

 これでも結構な自信作である。

 ファンの感想が怖いようで待ち遠しい。

 春の香りのする風が大通りを抜けていった。セットした髪の毛を崩すまいとおさえる。

 その瞬間、見覚えのある人が反対方向へ足早に向かって行った。怖い顔をしてどうしたのだろうか。

 溜め息を吐く。

 数日前の私はなんて思っていたのかなんて、忘れたいはずだったのにな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ