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虹の先  作者: kazuha
虹の先
191/211

5ー42

 あれから2ヶ月が経った。

 あの事件はテレビでも大々的に報道された。

【元生徒が逆襲か!】という見出しとともにあらゆる報道がされたが、先生たちがしっかりと私を守ってくれた。

 その甲斐あって悪いのはあいつと不良共だけとなり、世間で私の責任を問う者は誰一人としていなかった。

 あいつはどうやら少年院に入ったようだ。ここまで大事になってしまえば仕方がないのかもしれない。少し可哀相な気がする。

 まぁ、あいつを庇う必要なんてないのだけれども。

 あれだけ武力行使に出た不良共は全員退学。何人かは少年院だとの風の噂である。

 そうそう、あれだけのことが起きたのに、怪我人は誰一人として出なかった。

 校内に不良共が入ったはずなのに、警察が突入した時には既に鎮圧状態だったそうだ。誰が行ったのか不明だが、話によるとサッカー部員とバスケ部員が総出で戦ったらしい。そんなことやっていいのかはわからないが、そのおかげで被害が抑えられた。

 それと、絵理ちゃんだが、何故か打撲痕だけで骨折や臓器障害はないらしい。あれだけ蹴られたのにおかしな話である。

 本人曰く、慣れてるから。だそうだ。

 心配して損をした。いや、物凄く助けられたのだけれどもね。

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