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虹の先  作者: kazuha
虹の先
175/211

5ー26

「学校行かなきゃ」

「うむ、行ってきなさい」

 お母さんの手をすり抜け部屋に戻る。

 扉の先は散らかっている。酷いものだ。

 部屋中にばらまかれているのは減ってしまったファンレター。それでもかなりの量がある。1つ1つ拾い上げながら差出人を見る。

「あ、この人……」

 必ず毎回送ってきてくれる人がいる。そういう人が本当の菊川瑞希のファンだ。小説家に成り立ての頃編集の人がそう言ってくれた。そんな人を作れるように頑張れ、と。

「この人もだ」

 何人もいる。あれだけ評判が悪かったにも関わらずだ。失望した人も何人かいただろう。

 嬉しい。心から思う。そして、次も書かなければと。

 片付け終わると支度を始じめる。

 しっかりと面白いものを書けるように、頑張らなきゃ。

 制服に着替え、リボンを付けながら強く思う。

「よしっ」

 気合を入れて鞄を持ち、学校へと向かう。

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