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虹の先  作者: kazuha
虹の先
166/211

5ー17

 情緒不安定だ。ここ最近の私を見ていると……。

 おかげでお腹が痛い。なぜこんな試練の日々を神は与えるのか、わからない。私達人々は男女平等ではないのか!

 はぁ……。憂鬱の数日だ。

 薬を飲んで机に突っ伏している。国語の授業もまともに聞けやしない。先生もわかっているのか、諦めているのかわからないが何も言ってこない。

 そう言えばそろそろだな、センター試験。それよりも前に一般の方が先か。隣で慌ただしく準備をしているところを見ると、家族総出の試験なんだなと思ってしまう。

「授業は終わりだ」

 顔を上げる。おかしな話なのだ。ついさっき始まったばかりなのに授業が終わるのは。

「これから、2年生対象の一斉進路授業に移る。っと言っても紙に書いて貰うだけだが」

 前の席から送られてくる紙には第三希望まで書けるマス目が書かれているだけだった。

「今君たちの先輩は自分の行きたい所を目指して最後の追い込みにかかっている。既に推薦で受かっている人もいる。

 どちらにしろ皆の希望を私たちに聞かせてくれ。どんなに高い望みでも否定はしない。ただ、君たちにどれだけの努力が必要かを、後日個人面談で話し合いたいと思っている。まぁ、まだ特にどこってない人も、どういった学科がいいか書いてくれればいいよ」

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