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虹の先  作者: kazuha
虹の先
150/211

5ー1

 あれから幾日が経ったのだろう。

 気が付けば制服を着ていて、席替えの終わった席に座り授業を受けている。

 夏休みなんてまるでなかったかのように。

 世界史の話しを聞き、楽しい物語を思いついては捨て、数学の授業を聞いて、何の為になるのだろうと思い、体育の水泳をして、泳げる必要性を考える。

 そんな馬鹿みたいに考えた後、お昼休みになる。

 お昼休みに入った瞬間にお弁当を持ち立ち上がる。そして教室から出ていく。

 向かったのはオウギの木の下にあるベンチだった。ベンチに座り、膝の上にお弁当箱を広げる。

 今日のご飯には鮭のふりかけがかかっている。おかずは玉子焼きと生野菜、ごぼうの胡麻和え、そしてたこさんウインナー。バランスの取れているお弁当だ。

 秋もそろそろ深くなりそうだ。あれだけ暑かった陽気は、今では風が吹けば肌寒く感じる。紺のセーターを着ていないとここでお弁当を食べるのは厳しいだろう。

 昼休み直ぐここでお弁当を食べていると、段々とグラウンドに集まっていく女子生徒が目に付く。食べ終わりお弁当箱に蓋をしてその集団を再び見ると、それはアイドルでも来ているのかと思う程、大きくなっていた。

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