表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の記憶  作者: 結城游眞
5/8

5つ目の部屋

5つ目の部屋は正面には普通のドアに本棚が両脇に1つずつある。

棚には本がびっしり詰まっていたが、全て英語で何が書かれているか全く分からなかった。

そんな中一冊だけ明かに違う本があった。

それを手に取って見ると小学生が書くような絵日記だった。

名前にはやはり僕の名前が書かれていた。

開くとごちゃごちゃな絵と下手な字でびっしりと書いてあった。

開いたページにはこう書いてあった。


7月5日(木ようび)はれ


きょうはいもうとのちなつといっしょにおかあさんのおつかいにいきました。

ちかくにあるスーパーにいきました。

そこで、カレーのルーをかいました。

また、おかあさんのおてつだいをしたいです。


小学生一年生が書くような内容でつい笑ってしまった。

「僕、こんなんだったんだ」

次のページをめるとひらりと紙が落ちた。

それを拾って見ると、写真だった。

何処かの遊園地で男の子が写ってた。凄く楽しそうなで幸せそうな笑顔をしていた。


「そうだ…次に行かなくちゃ…」


気になる所はないかと探していると、本棚が動いた。

本棚の後ろに金庫らしきものがあった。

3つのボタンがあり、押してみると白から赤に色が変わった。

あとの2つも同じく変わった。

携帯を見ると同じ仕組みで本棚の後ろに何か書いてあった。


チューリップの歌に出てくる花は?


と書いてあった。

「えっ…簡単すぎだろ…」

赤、白、黄の順で色を合わせた。

カチャン…扉が開き、中にはレバーがあった。レバーが手前に倒れているのを奥へ倒した。

ギギギギ……扉がゆっくりと開いた。

また、次の部屋へ続く


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ