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僕の記憶  作者: 結城游眞
3/8

3つ目の部屋

3つ目の部屋には目の前に扉、右側には小さな子供用のベットと小さな机が置かれていた。

ベットは男の子らしく青色のシーツ、掛け布団になっていた。

僕はどこかなつかしい気持ちになった。

よくみると枕元には新しい野球のグローブが置いてあった。

「グローブ…」

手に取ってみると名前が書かれていた。

葉山 透

そう書かれていた。

「なんで、僕の名前が…」

何も分からなかった。

ふと、近くにあった机の上にはハッピーバースデーと書かれたガードが置かれていた。


透へ

9歳の誕生日おめでとう。


ただこれだけが書かれていた。

そのカードを見つめベットに腰を掛けたら、携帯がなった。

見てみると、またメールが来ていた。

―――――――

ここはなにも仕掛けはありません。

だか、貴方が貰ったグローブを誰がプレゼントしてくれたか覚えていますか?

――――――――

こう書かれていた。

「誰から…だっけ…大切な人…」

ポケットにしまった、写真を取りだし考えた。

(誰から……僕の名前は葉山透…このグローブにも同じ名前…)

写真とグローブを交互に眺めたが何も分からなかった。

すると野球のボールが僕の足に当たった。

それを拾い上げると、ズキンと頭が一瞬痛み、頭の中で出てきた言葉をボソッと呟いた。

「父さん…」

その言葉に反応したのか、扉が開いた。

一瞬出てきた言葉にぎもんを持ちながらも次の部屋へと言った。

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