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俺 ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-


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11/39

一夜明けて。

物語の性質上、

別作アイ ドント ラブ AI!!のエピソードとかぶっている描写があります。

昨日は最悪の夜だった。

何が起きているのかさっぱりわからない。

同窓会メンツの6年1組以外は一切の連絡が取れなかった。


中高時代に知り合った友達、一番近いところでは6年2組で仲が良かったヤツまで連絡が付かない。

もちろん、上司にも連絡が付かなかった。

何をどうした良いかもわからず。とりあえず気絶するように寝て、昨日、山口が言う通りに9:00に集合できるように家を出た。


(普段はここを左に曲がるんだよな)


大きな交差点を迎え誰一人としていない交差点を自動運転車は直進をする。

本日も出勤日ではあったが、車のナビゲーションシステムは昨日の居酒屋だ。




瑞樹みずきか。君は相変わらず真面目だね。流石国家公務員というところか。」

約束の15分前に居酒屋についた俺を山口は出迎える。

他にはアイドルの佐藤 阿弥が遠くの方に座ってモバイルYOHを見ている。山口と佐藤以外のクラスメイトはまだ来ていないようだ。


「そっちも流石まだ、学級委員長って言うところじゃないか?」


そんなはやし立てを聞いてか聞いてないかわからないが、山口がタッチパネルを差し出してくる。


「君、朝ごはんは食べた?」

「いや──そんな余裕は無かったな」


その俺の答えを聞くや否や山口は

これを使ってみるといい、と言って注文用のタッチパネルを山口は差し出してくる。

ご丁寧に営業時間外のはずなのに「ご注文をどうぞ」の文字が表示されている。


タッチパネルを押すと、

「食べたいものを声に出してください」

との文字。


意味が分からない。だから意味の分からない回答をしてしまう。


「──モンブラン。ケーキの」


すると、近くの机にモンブランケーキが現れる。


「やれやれ、君はこんな時にモンブランか。」

「い、いや。それよりこれは?」


前髪を整えながら聞き返すと山口は肩をすくめる。


「わからない。ただ、僕は『焼き鮭』とだけ答えたよ。」


気まずい沈黙が2人の間に上がれる。

そんな中次に来たのは松井だった。

運がいいのか悪いのか。

昨日一緒に帰ったメンツがどんどんと来る。


松井にも試してもらった。ちなみに、こいつは「ポテトチップス」と答えた。


「俺たちは本当に大変なことに巻き込まれたみたいだな」

「瑞樹の言うとおりだ。僕たちは最新技術ですら導入されていない配達システムのようなものが使える。」

その言葉に松井が続ける。

「じゃあ、これは現実世界をまねた<再現世界>ってことか?」


──それは誰もわからない。


また重い沈黙が流れたときに続々とクラスメイトが到着し始めた。

まあ、ちょっと意外なのはまだ5分前なのに跡部あとべがいることだな。

まだ眠そうだが、関がひっぱたいて起こしてきたのだろう。

こんな時にでも眠れる跡部あとべの性格を羨ましくも思った。

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