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01.Start UP

 少女は目を閉じると、ゆっくりと息を吸いこみ眼前の闇の中に意識を溶かし込む。

 酸素を取り込んだ少女の肺は少しだけ息を吐き出す事を止め、身体は動かさず、しかしふくらはぎだけは誰にも悟られず力動し全身に血流回し続けている。

 酸欠の不快感が頂点に達した時「誰」がこの身体の主人かを「再認識」する。

 身体は良好、思考は明瞭、目的は明快。

 これは、後藤希という装置の作動を証明する感覚であった。

 髪色は茶色いウルフカットで左右に後ろ髪よりも長いもみあげを生やしている、背は中肉中背で胸はあまりない方だが尻は意外とある、髪型で目立たないものの顔はかなり可愛らしく、少々のタレ目でジト目気味のまぶたには双眼共に大きな瞳がある、現在時点ではそれが望の()であった。

 手に握られたM4A1の軽さ(・・)を実感しながら目を開けて右から左へ目を向ける、彼女の視界内には様々な武装を持った人々が今か今かと待っていた。その腕という腕には全て黄色のバンドが巻かれていた。

 その闘気に続くように手に握っているエアガンのセレクターをセーフティからセミオートに切り替える。

 彼女らが何をしているのかといえば、サバイバルゲーム。簡単に説明すれば玩具の銃(エアガン)を用いての撃ち合いだ。各々銃器を用いて、赤と黄色のチームにわかれ、午前中は相手チームの殲滅または相手のフラッグをキャッチ、午後は殲滅のみというルールのゲームを行う。

 状況開始のブザーが鳴る。

 希は味方を先行させつつ改めて今の状況を確認する、手に持っているのはS&T製のM4A1カービン。ハンドガードはレイルがついてないがフレームに20ミリレイルがついていてその上にLMTタイプのリアサイトが搭載されている。

 いわゆる貸し出し(レンタル)銃で見てくれは幾人もの人が使ったのか擦り傷だらけでダストカバーには「RENTAL06」と白く書かれている。マガジンは東京マルイの連射マガジンを使用している。

 ゲーム前に弾道等をチェックしたが30メートル手前までなら素直な弾道で、電子トリガーも組み込まれているからかセミオートのキレも良く、変な癖等もない外装と比べよく整備された機材(・・)であった。

 東京マルイの連射マガジンとはゼンマイバネの力でBB弾を装填するマガジンでマガジンの底にあるネジを回しきると100発弱程度の射撃が行える。装弾数はおよそ300発近く。フルオートでも1ゲーム中に使い切るかどうかという装弾数だ。

 希がモノローグにふけっている合間に既に最前線同士が接敵し銃撃戦が始まったようだ。銃は構えつつアイアンサイトを覗かず1発も撃たずに周りを観察する、サバゲーマーとしてみれば不可解な動きだ、ベテランみたいな狡猾さでもなく初心者特有の臆病でもない。ゲーム終盤までその行為を行った後に彼女は不意に突撃してヒットを受ける。

 つまり、ゲームオーバー。

 2回めのゲームと3回目のゲームも希は同じ様な作業を行い4回目には出場せず休憩を摂る、その間にノートとボールペンを出して一番上に「3/7」と日付を書き、その下に様々な個人の特徴を書いていき、Juggernaut(ジャガーノート)Rook(ルーク)Garrulous(おしゃべり野郎)の横に1stとつけそれ以外の何名かに2ndとつけた。

 これらは相手プレイヤーの情報だ。

 ジャガーノートはこの時期でも暑苦しいほどの重装甲を着込んでミニミを持つ。

 ルークはエアーコッキングのボルトアクションを持つ軽装のスナイパー。

 おしゃべり野郎はキャップを被ったステアーHCを持つ若い男。

 これら3名はこの数ゲームで勝因となったであろう人物たち、つまり面倒な手合い。

 ジャガーノートは前線から一歩下がった場所に陣取りミニミによる指切り射撃と弾切れと無縁の大容量電動給弾マガジンによる制圧射撃を上手に使い分け確実にヒット数を稼ぐベテランサバゲーマー。キル数ダービーならこのゲームでぶっちぎりの最有力候補だ。

 ルークはキル数は少ないものの位置取りが巧く地味ではあるが抑えるべき場所を確実に抑え、一箇所に固まらず定期的に移動し複数のフラッグへの道を独りで守っている。ジャガーノートが鉾ならルークが盾だ。

 おしゃべり野郎は味方とのボディタッチでコミュニケーションを取っていて相手チームの戦力を総合的に高めている。敵を見つければ情報を共有し、危ない味方には警告を出して退かせる。サバゲーにおいて能動的な撤退が展開できるという時点で脅威だ。

 それを閉じて希は次の試合の支度を手早く終わらせる。

 次の試合に入り、今までとは打って変わって今度は味方側の観察を行う。そうして件の3人を含めた相手チームと味方チーム全員の個人個人の傾向を把握する。味方は件の3人と比べ秀でた人物は特にいないものの、フィールドの構造に詳しい人物がいるらしく単独で2度フラッグを取って勝数を重ねた。

 午前中には最初の3敗を含め勝敗は3勝5敗、時間切れによる2引き分けといったところだ。

 相方(・・)と昼食のカレーをつつきながら今後の戦術を考える。

 午後は午前中と違い殲滅のみ(・・・・)が勝利条件となる。

 希はジャガーノートの撃破、おしゃべり野郎の排除、ルークの妨害と優先順位を決める。

 ジャガーノートの撃破は最優先だ、理由はそれこそ秒単位でこちらの戦力を削ってくる。

 おしゃべり野郎の排除は楽だ、本人自体にそこまで戦力がないので周りを片っ端から排除していけば味方がキルしてくれる。

 ルークの戦闘力の高さが発揮するのは前線同士が消耗した後の対少数戦のみで数の暴力(パワープレイ)には対応しきれない。

 先ず集められるだけ情報を集めそれを元に何が出来るか出来ないかを考えその上で何をするか決めるというのは彼女の行動指針になっている。情報は多く動きは少なくだ。

 そうと決まれば先ず突撃組の後方についていき味方に紛れ障害物に隠れながらうまい具合に前線をすり抜け敵陣に潜入しジャガーノートを探し出す。丁度側面に出られたためダブルタップを当てて撃破する。そうしてから前線に合流しおしゃべり野郎の排除を行うべく味方の支援を行う。おしゃべり野郎は敵突撃組の中央にいるので味方からはぐれた突撃組を片っ端から排除しおしゃべり野郎を丸裸にして味方の集中砲火で撃破してもらう。この時点で午前と比べ味方の残存数は明らかに多い。

 そうしてからルークを追い詰め一箇所に釘付けにしつつ味方に撃破してもらう。

 似たような展開のゲームを何回か繰り返していくと変化が訪れた。ルークがボルトアクションではなく電動ガンのβスペツナズを持ち出して希を積極的に追い回す様になった。狙撃と同じく追撃も手慣れているのか的確にあぶり出してくる。しかし希も手慣れたもので前線の最側面で待機して視界の隅に現れたら最前線を横断して味方の集中砲火で撃破してもらう、ルークが引いたら追跡をし自らで撃破する。ルークがルークたらしめているしぶとさが無くなった分楽になったもののルークの妨害に時間をとられる影響からジャガーノートへの対応が遅れてしまい、撃ち負けてしまう。

 少し考えてから次のゲームは彼女自らが最前線の正面に立つ。ジャガーノートと正面で撃ち合いを演じつつルークの追撃も躱す、その状況を作りながらフィールドの端に二人をおびき寄せ、無視しようとすれば一番嫌な時に射撃を行いこちらに意識を戻させる。味方も無能ではないのでその間におしゃべり野郎や他を撃破しつつ残った者は希の援護に向かう、数人が援護に来れば希はいつもどおりの援護を主体にした戦闘に移行し味方に撃破してもらう。

 それで午後には勝率をメキメキと伸ばしていった、希が裏で暗躍していることは悟られず午前中に負け越していた相手に強く出られていることからモチベーションも上がり最後の方になるとゲーム速度が短くなりその分勝数を稼いでいた。

 最終(・・)ゲームまでそれを行ってその後の自由時間にはフィールドの運営に銃を返し相方(・・)と一緒に車に乗って撤収を行う。

 軽自動車の助手席に腰を落とした希は相方からの「合格(・・)」という言葉を貰って肩の力が抜けやっと一息つく。

 この数年間の集大成にて「合格(・・)」という最後の審判をやっとくだされた。

 後藤希の今回のミッションは派手な動き(・・・・・)をせず最小の動きのみ(・・・・・・・)で自ら目立たずチームの勝利に貢献する。

 それを達成すれば彼女は運転席に座る岡鏡子の仕事に参加が出来る。その仕事の報酬は彼女にとって値千金以上の物であった、賃金はともかくとして何よりありがたいのは身分の保証(・・・・・)であった。

 鏡子は目隠れ気味で長い髪型をしているがその長い髪型の大半はつけ毛だ、普段はショートカットで左右に髪の毛を分けたスタイル、身長は高身長で同性の希から見ても胸が大きいく尻が小さい。彼女の性格を言い表すなら「デキる女」だ。

 鏡子の運転する軽自動車は産業道路を走り、とある物流倉庫の裏口から敷地内に入っていく。


「そろそろ来ると思ってたぜ」


 軽自動車を降りた2人を待ち構えていたのはクラッカーの音と香ばしいBBQの匂いであった。そこにいたのは総勢20名近くの人々で、その大半が老若男女、洋の東西を問わず後藤希と同じく様々な理由から脛に傷を持つと鏡子から聞かされている。

 気のいい爪弾き者たち。


「あ、ありがとう……ございまス」


 希はぎこちない笑顔で皆に謝意を伝える。常に周りに感謝をする。これも鏡子から教わったことの一つだ。このサプライズは中心にいる細身の優男、マツケンこと松岡健二の計らいであろう。

 そういうのが好きな人だ。


「まぁとりあえず飯だ、この面子で集まれる最後の機会だろうしな」


 ジーパンとシャツの上からエプロンを付けているマツケンがバーベーキューホストをしているらしく2台のグリルからは香ばしい匂いが漂っている、帰ってきた頃に食べられるように丁度いい塩梅でステーキを焼いていた。空は茜色から薄暮を経て暗くなる、希はBBQコンロの炭火の色を眺めながらぼんやりとステーキを食べる。

 皆でステーキを食べどんちゃん騒ぎをして、宴もたけなわになり解散となった後にマツケンは希を呼ぶ。


「先ずはオマエの寝床からだな」


「うん」


「ここからが俺の腕の見せどころ(・・・・・・・)よ」


 一旦物流倉庫の外に出て回り込んで表から入る。そこはかつては物流倉庫の事務所や詰め所にあたる部分だが改装されていて黒地に原色のペンキを塗りたくったような看板や外壁を有し看板にはDeckers(デッカーズ)と描かれている。

 増築された自動ドアの入り口をスルーして通用口の鍵を開けて2人は中に入る。マツケンが電気をつけると希は一瞬だけ目がくらんでそれから中の様子がよく見える様になる、商品自体は無いものの黒を基調とした店内、既にエアガンのポスターが貼ってあり自販機の置いてある入り口、マツケンに案内されて店内の奥に向かうとシューティングレンジがあり30メートルのシューティングレンジが2本と15メートルのシューティングレンジが6本、それと休憩室があった。店内とは違いこちらは白を基調としている。

 そうしてから通用口の方へ戻りバックヤードへと入る。バックヤードには使い古された作業机と新品の道具類が置かれている。


「この辺りは追々やってもらうとして、先ずは接客からだな」


「うへぇ……気が滅入るっス」


 おどけながらマツケンに言う。それぐらいは許してもらえる仲だ。


「お店屋さんってのはな慣れれば楽しいんだぞ」


 マツケンはバックヤードの説明を一通り済ませてから、バックヤードにある階段を見上げて「2階、3階は倉庫」と説明をする。そうしてから隣の倉庫区画に入る。

 そこには端っこに1台のトレーラーハウスが置いてあった。何処で調達したのか謎であったがアメリカ製の古く角張った大型な物だ。

 マツケンはトレーラーハウスの入口に立ち「オマエの部屋だ」と希に鍵を渡す。


「あ、ありがとう」


中身(・・)はテキトーに揃えておいた」


 マツケンはそう言うとそのまま去っていった。

 希はトレーラーハウスの鍵を回してドアをあけ電気を点ける、中は外と比べると新品そのもので手狭なキッチン、食卓用の固定テーブル、クローゼット等があり、入口から入ってすぐの扉を開けるとガラス張りのユニットバス付きのトイレがありトイレットペーパーもちゃんとセットしてあった。

 ハンガーがかかっていたクローゼットに革ジャンをかけて足元にあった衣装ケースを開けると新品の肌着が未開封の状態で詰まってた。普通のボクサーパンツとスポブラの中から2着だけ透けてる赤と白の下着を見つける。


「あんのスケベが……」


 顔を赤らめ悪態をつく、けど同時にマツケンなりの気遣いも感じた。

 部屋の中にあるアメリカサイズのダブルベッドに大の字になりしばらく天井を眺める。そうしてからこれまで(・・・・)の事を思い出す。

 彼女は数年前に「岡鏡子」なる人物と遭い彼女に連れられてアメリカへと飛び立った。

 その後はワイズ海運という会社の子会社に当たるワイズ・エマージェンシー・セキュリティ通称「W・E・S」という民間軍事会社が保有する練兵場で軍事訓練と一般的な義務教育を受けていた。そして日本に後藤希(・・・)という名前のパスポートで戻ってきた。

 ポケットのスマートフォンに電話が入る。表示を見ずとも誰かわかる、マツケンからであった。


「くつろいでるトコ悪いが渡すモンがあるからシューティングレンジ来い」


 希はスマートフォンをポケットにしまって少し悩んでからジャケットを羽織り、シューティングレンジへ向かう。流石にシャツ1枚では気恥ずかしい。

 シューティングレンジにはゴーグルを装着して作業をしているマツケンと2挺の銃があった。1挺はスタームルガーMk1、もう1挺はMP5のカスタム機らしくリアに固定(フィクスド)ストックが搭載されたMP5k。どちらもエアガンだ。


メガネ(・・・)かけろ」


 マツケンは机に置いてあったアイウェア型のゴーグルを指差してそう言った。希は言われるがままそれを被る、視界が狭まるが自然と不快感は無い。


「オマエ用の機材(オモチャ)だ、こっちはKJワークスのスタームルガーMk-1、ガスのスライド非稼働(フィクスド)モデルで装弾数は17、中身は台湾版の本体とマガジンにインナーバレル、パッキン、トリガースプリングを組んでパワーを0.75J前後に調整している」


「フィクスドってコトはコッキングしなくていいって銃っスよね」


 マガジンの入っていないスタームルガーを渡され、アイアンサイト越しにレンジの奥を覗く。ブルズアイがアイアンサイトの向こうに見える。


「そのとおりだ。とりあえず1マガジンレンジで撃ってみろ」


 マツケンからマガジンを渡されスタームルガーに装填する、コッキングせずに15メートル先のブルスアイターゲットを狙って引き代が長く固いトリガーを弾く。6ミリのプラスティック球はまっすぐに的へ向かい的から外れやや下側に当たる、連続で引こうとトリガーを連続で引くが弾が出ない。


「一度銃爪をちゃんと戻してから撃て」


 希はアドバイスどおりにトリガーを戻してからもう1発撃つ。ガク引きしてしまった影響から少し変な方向に飛ぶ。なるほど、正しい撃ち方をしないとちゃんと飛ばない銃なのだ。

 その後、正しい撃ち方を15回行ってマツケンが仕切りにあるスイッチを押して的を手前に動かす。初弾、次弾以降は撃ち方の修正を行ったのかそこそこの集弾率となり中心(ブルズアイ)にバラけながらも多くの穴が空いていた。


大分ヘボ(・・・・)だな。正しい撃ち方をすれば10メーターなら確実に当てたいトコに当てられる銃だ。時間がある時に撃つ練習をして初弾で必中できるようにしろ」


 手厳しい言葉。


「善処しまス」


「次はこっちだ。セミオートのみ、ベースは東京マルイのMP5クルツPDWで、固定(フィクスド)ストック化とそれに伴いバッテリー配線の延長あとはパーツスワップによるプリコック化カスタム、バッテリーコネクタは汎用性を考えて純正(ミニ)コネクタのままにしておいた」


 希に渡された電動ガンはMP5クルツにフラッシュハイダーと固定(フィクスド)ストックが装着されている。異様さを感じるが触ってみるとなるほど、純正(カタログ)に何故無いのか疑問に思えるほどしっくり来る。

 マツケンにマガジンを渡され、それを装填する。


「それとHKスラップ(・・・・・・)はするなよ」


「しねぇっスよ」


 そもそも電動ガンは基本コッキングは不要なのでHKスラップをはじめコッキング動作をする必要はない。

 的が出てきて狙いを定めてセミオートで撃つ、スタームルガーと違い銃が大きいおかげか初弾から的に必中し集弾性能はかなり高い。


「まぁ悪かないな。一晩預かってもう少し調整しておく。なんかして欲しい(・・・・・)事とかあるか?」


 少し考えてから「ペイントって出来る?」とマツケンに言う。


「得意分野だ。どういうの(・・・・・)がいい?」


ゴキブリ(・・・・)、ゴキブリの絵を入れて欲しい」


 自分でも何故それを頼んだのかわからない。ただそれは汚らわしい象徴ではなかった。


「わかった。やろう」


 そうしてからマツケンと別れてベッドの中に入る。

 夢は見ない。もし悪い夢を見たら寝覚めが悪いし、良い夢を見たらもっと寝覚めが悪い。その代わりに全身の筋肉から力を抜いて身体を休める、三大欲求を満たす睡眠ではなく休養という作業だ。

メカニック解説


後藤希のスタームルガーMk-1

ベースはKJWorksのスタームルガーMk-1でハイパワーな台湾向けオリジナルの本体とマガジンを入手し、やや不安定なHOPパッキンとトリガースプリングを交換し社外製のインナーバレルを組み込んだ銃

トリガーが独特で引き代が長く柔らかい場所と僅かに固い場所があり、連発するにはトリガーを全部戻す必要があり撃ち方で弾速や弾道が変わる銃である

最も寒くてもちゃんと動くのでドライヤーを使う必要はないものの台湾向けの本体ないし追加で購入した予備マガジンはドライヤーなどで温めるとハイパワーになりがちなので気をつけたほうがいい

気になるなら日本向けのKJWorksのバルブを組み込むと改善する


後藤希のMP5

マツケンが希のためにカスタムしたMP5

ベースは東京マルイ製MP5クルツA4PDWで同じく東京マルイ製PSG-1とのメカボックスとミキシングビルドして作られた

中距離のセミオート射撃用途として制作され、ロングバレル故にハイパワー銃となってしまいダウングレードされたインナーバレルを装着し本来のスペックを発揮できないPSG-1とMP5A4クルツ系統特有の欠点であるバッテリーの出し入れがやり辛い問題をミキシングビルドにより同時に解決し、PSG-1の特徴であるプリコック機能によるトリガーレスポンスを維持しつつそれをSMGサイズで使用できるようにして箱出しの新品に非ずとも派手さのないカスタムに仕上げた

現在はMP5クルツA4PDWは廃盤になってしまったため中古品を調達するか他の銃で代用するしか無い

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― 新着の感想 ―
遂に完成された第一話を見た。 かつてこれほどハードボイルドでエアガンそのものに寄り添った小説があっただろうか? また、これほど丁寧なゲーム表現があっただろうか。 隠れた名作が遂に表舞台に立つ時がきた…
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