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絶対に叶わない恋

作者: 徳川周

初めての小説投稿なのでアドバイスがあったら教えてください!

ある日突然、私に命の危機が訪れた。

いつのまにか、自分が知らない真っ白な部屋の中にいたのだ。

そこには私以外にも十一人、同い年くらいの子たちがいた。

例えばショートカットのおしゃれな男の子やか弱そうな三つ編みの女の子などがいる。

おっと、名乗り忘れてしまったけど私の名前は近藤蛍。ごく普通の中学三年生だ。

今日は休日なので普通に昼寝をして過ごしていたのだが、気づかないうちにこんなところへ運ばれてしまったみたいだ。昼寝しなきゃよかったかなぁ。。。

まあ、もうこんなこと悔やんでいても後の祭りだよね!もうちょっと冷静でいなきゃ!

こういう展開はなんかどっかの本のジャンルっぽいけど、なんのジャンルか忘れてしまった。

とりあえずなにかしらの展開があるまで待とう。

すると、数分後にどこからか声が聞こえてきた。

”やあ!初めまして!こんにちは!”

なんか陽気なヤツの声だなぁ、私こういうヤツ嫌い。

”今日、ここに集まった君たちにはデスゲームをしてもらうよ!”

やっと思い出した。本のジャンルでデスゲームがあったような気がしたんだった!けど、現実でもそういうことあるのかぁ。ていうかそれに自分が巻き込まれたの!?今さらながら命の危険を感じ始めた。

"じゃあ、まずみんなには三問の○×クイズをしてもらうよ!”

ん?クイズ?私苦手なんだよなぁ。。。

”第一問!日本古来の「弓術」が、明治時代に心身の鍛錬をする武道として「弓道」と改称された。○か×か!”

すると床に◯のタイルと×のタイルが現れた。

あ!これは昨日この問題やったからわかる!答えは○だ!みんなにこれを教えないと!

”みんな、この問題の答えは○だよ!昨日私この問題に答えたんだ!”

すると、あのショートカットでおしゃれな男の子が

”それって偶然にしては出来すぎてね?お前、まさかこのデスゲームの開催者の手下じゃないよな?”

私が!?いや、そんなわけない!

”いやいやいや!私そんなのじゃないよ!信じて!”

男の子はこう言った。

”じゃあ、いったんこいつのこと信じてみるか。怪しいけど。”

こいつ!?今この男の子、こいつって言った!?

まあ、そんなことは置いといて、私は○とかかれているタイルの上に乗った。

私の行動を見て、みんなも○とかかれているタイルに乗った。

”ピンポーン!全員正解!すごいね!”

開催者が私たちのことを褒める。

”じゃあ、第二問!サイコロの一の目だけが赤いのは日本だけである。○か×か!”

うーん、これは私はわからないなぁ。みんなも結構悩んでる。まあ、私は○にしようかなぁ。

そう思い、私は◯がかかれているタイルに乗った。

結果は×に乗った子たちが男女合わせて二人と○に乗った子たちが私を含めて男女合わせて十人だった。

どっちが正解なんだろう。私はそう思ってこの中で誰かは死んでしまうんだと思って怖くてたまらなくなった。

”正解は○でした!おっとー!ここで二人脱落だー!じゃあ、二人には落下死してもらいまーす!バイバーイ!”

開催者がそういうと×のタイルに乗った男女二人が悲鳴を上げながら奈落の底へと落ちていった。

うわぁ、怖いなぁ。

私はそう思った。自分がこうなってしまうのかと思うと冷や汗が止まらない。

”次でラストだよ!第三問!喉が痛い時にマシュマロを食べると喉が和らぐ。○か×か!”

えー!難しすぎない!?絶対この問題を前に解いた人かこの方法をやった人しかわからないじゃーん!

”あ、そうだ!僕この方法試したことあるよ!”

そう言ったのはショートカットで茶髪の可愛い男の子だった。

”え!マジで!?俺○にする!” ”じゃあ、私○のところに行こうかな。”

そう言ってみんなはぞろぞろと◯のところへ移動していった。

じゃあ、私も○のところへ行こうかな。。。

ていうかなんでみんな私の時は疑ってたのにあの男の子のことは疑わないの!?

そう思いながらも私は◯のタイルの上に乗った。

”ピンポンピンポーン!またもや全員正解!今日の脱落者は二問目で間違えたあの二人だけだったね!おめでとう!もう今日のクイズは終わりなので一時間の自己紹介タイムも兼ねた、休憩をとりたいと思います!みんなゆっくり休んでてねー!”

そのあとに声は途切れた。

”じゃあとりあえず、みんなで輪になって座って、順番に自己紹介するかー”

そういったのはあのショートカットでおしゃれな男の子だ。

その子は自分の名前を鈴木蓮といった。

そこから右回りに自己紹介をすることになったので自分が自己紹介するのは最後から二番目のようだ。

最初は眼鏡をかけたボブカットの女の子からだった。

”ええと、まずは、私からですか。。。?”

それからその女の子は話し始めた。

”私の名前は金田香恋です。えと、、中学三年生です。趣味は、、、読書です。よろしくお願いします。”

この子は引っ込み思案なのかな。

そして私が思ってた通り同い年らしい。

そしてこの自己紹介でめちゃくちゃハイテンションの子がいた。

”次俺〜?俺の名前は田中和樹〜!中三で〜す!よろしくぅ〜!”

多分この人はチャラ男だなとこのとき思った。

そして一際静かで冷静な子もいた。

”僕の名前は大岩俊だ。中学三年生で趣味は植物を育てること。よろしく。”

この子めっちゃ賢そう。。。

私とは大違い。。。

実は私はテストで何回も赤点をとっている。

そして先生に一ヶ月に一回は生徒指導室に送られて。。。

ほんとこんな生活嫌だなって思った。

それなら勉強しろって話なんだけど毎日勉強以外のことをしていた。

別に遊びとかをやっているわけではない。

ただ家族のために勉強の時間を削っているだけだ。

本当は勉強に時間を費やしたかった。

でも私の家族の中には実は障害を持っている人がいるんだ。。。

それが私のお母さんとお父さんなんだ。

お母さんとお父さんは私が二歳のときに私の保育園に行っている間に交通事故に遭ってしまったみたいなんだ。

まあ、私が二歳のときだから私は何にも覚えていないんだけどね。

だから私は物心がついたときには色々な手話を覚えていた。手話で両親に話せるようになるために。

そんなこんなしている間に次の日になった。

”みなさーん、朝でーす!起きてくださーい!”

あいつのアナウンスが聴こえてきてから数分後、みんながまたあの真っ白な部屋に集まった。

”なんでだろうな、俺たち昨日から何も食べていないのにお腹が空かないなんて。。。”

ある一人の男の子が言った。確かに、言われてみればお腹は空いていない。

”あ!ごめんなさい!みなさんに一つ言い忘れていたことがありました!”





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― 新着の感想 ―
[良い点] 急な展開にとても驚きました! そして十人十色、それぞれ違う登場人物がいたこともこのお話に興味を持ったきっかけだと思います。 [気になる点] 続きがとても気になります! そしてタイトルにある…
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