#3 少女は聞かない。
#3 少女は聞かない。
次の日
「おはよう! 変・態・君〜」
登校中、俺は聞きたくもない声が耳に入ってきた。
「変態はお前だ! それに俺には黒影屑那って言う名前がある!」
「て事は屑君か!」
「お前人の話聞いてたか!」
「聞いてたよ〜。もう、屑君はダメな子だな〜」
「どっちが、ダメな子だ! このイカれ変態!」
「む〜! 心外だな〜。私は変態でも、イカれてはいない! それに私は霞ハ架汝と言う名前がある」
「そ、そうか。悪い」
「そんな事よりさぁ〜、屑君! 普通の女の子っていつも何してるのかなぁ?」
そんな事か聞かれてもなぁ〜。俺、女じゃねーし。友達もいないから、聞けねーな。
「お・・・か、架汝はどう思うんだ」
「ん? 私? そうだね〜。毎日se・・・」
「もう、いい! 分かった。俺が悪かった」
そうだよな〜。こいつに当たり前の事が言える訳ないよな。
「じゃあ、屑君はどう思うのさ!」
「お、俺か?そ、そうだな〜。例えば買い物とか?」
まぁ、あくまで俺の感性だが。
「それ、いいね〜。じゃあ今日放課後一緒にどこか行こ」
「はぁ?何で一緒に行かないといけないんだよ!」
「いいじゃん。それとも、私と行くのが恥ずかしいの?」
「・・・・・・」
「じゃあ、そう言う事で。放課後教室に迎えにきてね〜。バイバイ〜」
そう言って、架汝は玄関へと向かって行った。
その時、俺は見てしまった。あるものを。
「あいつ、また、穿いてない」
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次回は未定です。