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第三話 ここは群馬県じゃなくて魔境グンマーらしい

いやあ、意外と読んでもらえてて嬉しいです!!

「起きましたか。キクラゲさんがいてくれてよかったですね」


どうやら俺はあの後気絶して保健室らしい所に運ばれたらしい。


てか、恥ずかしい…

あんだけ啖呵切って出てったのにスライムにやられてほんの数十分で戻ってきてしまったなんて。


「あの、さっきは生意気な事言ってすいません…」


「いいんですよ、スライムに出会って生きていただけでも儲けものです。」


「て、いうか俺の知ってる群馬県じゃないし、魔物?の事もなにもわからないんですけど」


「ああ〜そう言えばリューマ君は魔境グンマーの事は何も知らないんでしたね、はは

説明を先にするべきでした」

飄々と答える先生はこの魔境グンマーの事を説明してくれた。


「まず、此処は一般的にいう群馬県ではありません。

群馬県と栃木県の狭間にある空間にあるのが此処、魔境グンマーです。

グンマーには3つの村があってそれぞれに小中高の学校が存在します。

そうですねえ、、じゃあまず魔境グンマーの歴史からお話しましょうか。


魔境グンマーは長らくトチギと戦ってきました。トチギとはグンマーと同じ空間にある王様が統治している国の事です」


「え、ちょっと待ってください。

ここ、日本じゃないんですか?」


先生は難しそうな顔をしている。


「日本といえば日本、日本じゃないといえば日本じゃないですね」

「つまり、別の空間にある日本とでもいいましょうか」


「んー、、、まぁあのスライムを見てからなら何でもアリな感じがします。」

ははっそうですねえと先生は笑って説明に戻ってくれた

「グンマーとトチギの戦いで戦死者があとを絶たずこのままだと両者全滅ということも有り得る。

そう考えた先代達は戦いを4年に1度にする事にして、どちらかの大将を殺せば勝った方に有利な条件を飲むことにしました」

「そうそう、キクラゲさんはトチギの魔王を倒して4年間餃子食べ放題という条件を取り付けてくれました」


オリンピックかよ…

つか、4年に1度の大戦の勝者がそんなショボイ条件でいいのかよ

もうツッコミ疲れたわ。


「4年に1度、グンマーとトチギの門が開かれて『門番』と呼ばれる戦いのエキスパートたちが戦争をします

あくまで、一般人に被害が出ない最小限の配慮ですね」


「本校では知っての通り、その『門番』の育成をコンセプトにしています。」


「え?俺、父さんにこの学校は就職に強いって言われただけだったんだけど、その門番ってのにならないといけないの!?」


「あはは、聞いてなかったんですか?

本校は魔境グンマーの3校でも最も『門番』就職率が高い名門ですよ?」


「マジかよ!!じゃあクラスのみんなあの化け物スライム倒せるの!?」


少し興奮する。

なんてったって此処はどう考えても異世界で、転生じゃなくて転校だけど確実にエキサイティングな毎日になる気がするからな


「んー、どうでしょう。

五分五分じゃないですかね?」


「五分五分って、、スライムって弱くないんですか?」


「それじゃあ次は魔物の説明をしましょうか」


「魔物にも動物みたいに種類があります。大きい括りで3つ

魔獣系、魔人系、悪魔系です。

魔獣系はほかの二つに比べると理性や思考能力に乏しくスキルもそこまで強い物は持っていません。」


「ちょ、ちょっと待ってください。

スキルって?そんなゲーム的要素があるんですか?」


「あはは、本当に何も知らないんですね。それじゃあ自分のステータスを確認してみましょう。

ステータス鑑定と念じてみてください」



俺って本当に何も知らずにここに来てたみたいだな。

ステータス鑑定か、ゲームみたいで面白そうだ!


よし!


ステータス鑑定ッ!


――――――――――――


七五三掛 颯真 18歳 男

HP:4 / 4 MP:3 / 3

Lv.1

攻撃値:4

俊敏値:9

防御値:3

魔力値:6

回避値:8(+2000)

火魔法適正:Lv.0

土魔法適正:Lv.0

水魔法適正:Lv.0

氷魔法適正:Lv.0

雷魔法適正:Lv.0

固有スキル:「スルースキル」「卑屈なる者」「転勤族」

スキル:『ツッコミ Lv.8』

――――――――――――



え、弱すぎじゃね。


つか回避値高すぎだろ。。。


「あの……先生…」


「ぷぷぷっくふふふひひひひ。。」


「すいません…先生…」


「うひーー。あひゃひゃ。」


「これって…」


「ちょ、超絶弱いですwwwwww

うひぃ。赤ちゃん並www」


「あ、赤ちゃん並って…みんなどの程度なんですか?」


「ふひひひ、クラスに戻ったら見せてもらうといいですよ。」


「そろそろ戻りましょうか

みんなも待ってますしね」


「は、はい」



ふ、不安すぎるーーーッ!!

なんだよ赤ちゃん並って!!

やばいだろ俺もう18だぞ!1歳児と喧嘩して互角って事だろ。

下手すりゃ幼稚園児に殺されるぞ。。




そんな馬鹿なことを考えてる暇はなかった。

クラスに戻るといきなり先生は


「じゃあリューマ君は弱すぎるので特別にレベル1のダンジョンに言ってもらいましょうか」


「え?」


「よし!迷宮創造(ダンジョンクリエイター)!!」

そう言うと先生の前にブラックホールの様な空間ができ、颯真を吸い込む。


「え、え、ええええ!!

ちょまってぇえ!!」


「大丈夫です!その中なら死んでもこっちに戻ってくるだけなんで!

レベル上げ頑張ってください!!」

そう言う先生の顔がめちゃくちゃにやけているのが見える



「くっそおおおお!!こんな学校いやだぁぁぁぁぁあ!!!」


その叫びも虚しく颯真はブラックホールに吸い込まれて消えていった…




村長「はぁあいキクラゲでぇす↑↑」


細井野「地元がバレるような事は慎んで頂きたいですわね。」


細井野「今回は何ですの?」


村長「今回の3話で全く出番が無くて寂しかったのですよ私は!!!」


細井野「ほぅ。それはワタクシも同じですのよ?」


村長「モブはどうでもいいのですよモブは。」


細井野「心外ですわね。」



村長「はい!気を取り直して!!」


村長「村長と〜!」細井野「このみの!」


村長&細井野「「雑談コーナー!!」」


村長「はい、やってまいりましたよ。

ついにこの日が!!」

細井野「ワタクシ達のレギュラーコーナーですわね。。」


村長「はい、最近ね、あの話題の新海誠監督の映画をみたんですよ!」


細井野「あーアレですわね!!」


村長「そうそう!カシオペア!」


細井野「君の名はですわ……。」


村長「あの主題歌も良いですよね、満満満足。」


細井野「違いますわよ!!確かに、似てますけど!!」


村長「それを歌ってるスッコロンブスって言うバンドも流石としか言えないですよ!!」


細井野「RA〇WIMPSですわ。。」

リューマさん…ツッコミとはこんなに大変なんですわね。。。


村長「そんなこんなでね興行収入が遂にジブリのホウニョウにも届きそうだと言うことでね…」


細井野「ポニョですわ!!!!!ポニョ!何ですの?そんなはしたない名前の映画があると思いますの?」


村長「すいません。

でもコレだけは言いたいんです。」

細井野「はい?」


村長「scoop!!面白かったです!!!」


細井野「全く関係ないですのね!

いい加減にしてください!」


村長「じゃあ今回はここら辺で勘弁してやるか。」





細井野「すごいムカつきますわね。。。」








後書きで遊んでしまいました笑







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