万年筆
188、万年筆
やりきれず 報われず 自分を探していた 僕に
揺れる電車の中 君は何度も囁いた
「頑張ったね」 いつの日も光へ導くんだ 僕を
道が拓けていく中 少し希望が重くて……
これでいいの?
また湧き出してくる疑問符に 二人の歩む方向さえも
違うのかな?
"信じ合う" 約束 自分から破ってしまうなんてバカだね
君と共に綴った今までも揺るがすほどの
胸が裂けるような もろい心を抱えていた
朝に昇る太陽 雲 払うついでに どうか
僕の道に光 送り届けて 包み込んで
もう一度 君に会いたい
日を越えて 陽を浴びて 消えずに固められた不安
君の笑い顔でやっと溶け出し始めた
君がくれた
この万年筆にどれだけの想いが込められてるのだろう?
僕の心
大切な言葉が綴られた気がした 名前も無い詩のように……
僕と君の二人で生み出した唄は何故だろう
風と一緒になり 瞼 震わせ 涙 誘う
あの頃 見た 木漏れ日 同じ "もの" 伝えてくれる
周り見れば いつも映せずにいた 幸せたち
掴んだら 僕は泣いてた
笑顔と涙が手をつなげば 浮かんでくる本当の姿
短い時間に確かめ合う隠れた光 呼び寄せてみれば
凍えた蕾も冬を越せる
煌めいて 眩しくて 美しき世界なら……
僕にくれた優しさ 今もまだ心を照らす
道に昇る朝日 陰り 恐れず 今を変える
君と共に綴ろう 夢も嘘も君との全てを
胸に捧げた この誓い 約束 忘れないよ
何ができる? 手探りでも一つ守りたいものがある
君と歩幅 合わせ 残していこう 足跡たち
万年の時を越えよう
いつまでも君と生きたい
恋のさなかでも、人は幾つもの困難に衝突する。
苦しくて・・・辛くて・・・やりきれなくて、報われなくて・・・。
でも、そんなとき、「頑張ったね」と認めてくれる人がいる。
笑って、受け止めてくれる人がいる。
そうか――僕は誓ったんだ。
君との全てを綴っていくことを。
何もできずにさまようことがあっても、君だけは守ることを。
いつまでも、君と生きることを。
やっぱり君が・・・道標でした。




