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リア充を爆破しよう!  作者: VANRI


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2/3

爆破計画?

「はい、で? 何するの?」

タイガはもう否定する気力もないらしい。


「爆破とかヤバくない?」

トウマが恐る恐る言ってくる。


 そこで、困った時のGoogle先生に聞くことにした。

「爆破とは」

『ダイナマイトなどを用いて構造物などを破壊すること。爆発は自然発生的だが、爆破はテロなど能動的に行われる』


「怖っ!」

思わず口に出してしまった。


「おい、注意書き見ろよ!」

タイガが文章を読み上げる。

「爆破予告を発見した場合は110番に連絡してください」


「こわっ!」

トウマも同じく口に出す。


 確かに少し前に小中学校に爆破予告あってニュースにもなってたっけ……


「いや、落ち着いてくれ。俺はそもそも殺したいわけじゃない」

「誰だったけ、爆破とか物騒なこと言い出したの」

冷たい目でタイガが俺を睨んでくるので慌てて目を逸らした。


「じゃあ、何もなしってことでいいよね?」

トウマが俺たち二人を交互に見ている。


「いや、そういう訳にもいかん。このムカつきがおさまらん」

「じゃあ何がしたいんだよ、殴りにでも行くか?」


「でっ、できるわけないだろ!!喧嘩なんかしたことないんだから!」

喧嘩なんて恐ろしい。殴ったらどれだけ手が痛くなるか想像すら出来ない。そもそも俺のパンチなんて当たるのだろうか。


「いいか、冷静に考えろよ。だいたい宮崎さんはお前の彼女じゃない。誰と付き合って何してもお前には関係ないし、お前がどうこう言う立場じゃない」


 何も言えず黙り込んでしまう。

静か過ぎてエアコンの音が大きく聞こえる。


「ただ……」

そう言いながら眼鏡を外すタイガ。

「タオルの事は可哀想とは思う……」


 意外な言葉に驚き、タイガの肩を掴んでしまう。

眼鏡を外すとちょっとイケメンに見えるタイガ。自分でもそう思っていることを俺は知っている。


「じゃ……じゃあ爆破……?」

「いやそれはしねえって!」

「アキトは爆破にこだわり過ぎだよ」

トウマが呆れた顔して笑う。


「爆破予告した時点で警察に通報されるんだぞ」

「え……じゃあ予告せず爆破したらいいってこと?」

「あーーーもう!!!一旦爆破どっかにやれよ!!

爆破はしないって!!大体、ダイナマイトとかどこで手に入れるんだよ!」


 タイガの機嫌が悪くなってきたので一旦黙り込むことにした。


「まず、お前の怒りは好きな宮崎さんを取られたこと、だろ」

人差し指を立ててわかりやすく説明してくれる。

それに中指も追加される。


「二つ目の怒りはタオルだよな」


 俺はこくこく頷いて意思表示をする。


「一つ目は無理。お前が取り返せる訳ないし、最初から相手の気持ちはお前に向いてないし。

でも二つ目はどうにかなるかもしれん」


 一つ目ちょっと傷つく言い方。でも今は一旦スルーする。

「どうやって?」

「知らん」

「ええーーーーー」

「だから目的を変えろよ。『タオル奪還大作戦』にでも」

「それいいじゃん!」

トウマが乗り気になってくれたようだ。


 そんなこんなで、早くも俺たちの目標は、

「リア充爆破」から「タオル救出作戦」に変わるのだった。



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