表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんな私の命を拾ったヤンデレ御曹司に溺愛されています。  作者: 山下小枝子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/19

19.一瞬で消えたしあわせ。

「あー……この広い窓がいけないのか……外が見えるし、外からも君が見えるもんね……」


 璃央は私から離れ起き上がるとベッドから下りて部屋を出て行った。


「…………」


 璃央の突然の豹変に、私は困惑していた。


 そんなに庭師さんに手を振ることがいけなかったのだろうか?

 正直……殺されるかと思った。


 最初に出会ったころの璃央を思い出す。


 そうだ……確かに、璃央は最初からどこかおかしかった。

 そもそも死のうとしている人間を拾い、『僕の物』として部屋に閉じ込めているのだ……璃央はどこかがおかしい。


 私は改めて璃央に『拾われ』『璃央の物』になったことを痛感する。


 今度から……気を付けよう……。


 そう思っていたがふと、先ほどの璃央の言葉の数々を思い出す。


 『あの男が好きなの? あの男のところに行きたい? あの男に会いたいの? 僕よりあの男の方がいいの? 僕から離れるの?』


 あれ……璃央は……もしかして……。

 いや、自惚れるのはやめよう。


 頭を振って、呼吸を整える。


 私はこれからどうやって璃央と付き合っていこう。

 せっかく芽生えた恋心も、恐怖に縮こまってしまった。


 しあわせって……ほんとに一瞬でなくなるんだな……。


 辛かった人生で一瞬だけ味わえた幸せを、私は既に懐かしく感じていた……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ