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異教徒、トルコ説話の一片 The Giaour, A Fragment of a Turkish Tale. (1813)  作者: バイロン卿ジョージ・ゴードン George Gordon, Lord Byron/萩原 學(訳)
異教徒 vs 太守ハッサン
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峠道では韃靼(タルタル)人が最前線に、

黄色い帽子はっきりくっきり。

後続、列なし延々筋引き

長い隘路をゆっくり進む。

The foremost Tartar's in the gap,

Conspicuous by his yellow cap;

The rest in lengthening line the while

Wind slowly through the long defile:

頭上はるかに峰いただく山から

渇いた(くちばし)研ぐハゲタカ

今宵の饗宴招き降ろせ

明日の光を待たずして。

Above, the mountain rears a peak,

Where vultures whet the thirsty beak,

And theirs may be a feast tonight,

Shall tempt them down ere morrow's light;

下には川が冬こそ流れ

夏の光に縮み枯れ、

水路は剥き出し荒れ果てて、

そこに潅木朽ち果てて。

Beneath, a river's wintry stream

Has shrunk before the summer beam,

And left a channel bleak and bare,

Save shrubs that spring to perish there:

道の左右に散らばる砕石

花崗岩墜ちし成れの果て

時の流れ、あるいは雷電の裂き

天なる霧に覆われし頂より。

Each side the midway path there lay

Small broken crags of granite grey

By time, or mountain lightning, riven

From summits clad in mists of heaven;

どこに居ようか見た者は

リアクラの峰の姿顕せるを?

For where is he that hath beheld

The peak of Liakura unveiled?

Liakura:オリュンポス山

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