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私と孤独、みんなとの世界からの逃亡 独白

作者: 隅の火星人
掲載日:2022/01/26

私は小学校高学年のころから、孤独の病に侵され始めた。


当たり前だろう。私自身が私の情報を隠し始めたからだ。


私が、愚かなぐずであることを悟られたくなかった。


たとえそれが家族であろうと、親友であろうと、私は見栄を張り始めた。


世の中には、誰も私を理解してくれる人間などいない。


そう孤独に悩まされ始めたのだ。


私は失望恐怖症になった。


だから私は、周りに期待してほしくなかった。


感情とは、期待値からの差分である。


だから私は周りに期待してほしくなかった。


でも期待してほしかった。


私がすごいということを周りの人間に知らしめたかった。


そんな矛盾を私は抱えていた。


誰かに私のこの孤独が、決して孤独なものではないと言ってほしかった。


だから私はこの文を今書いている。


私は、誰かに私を知って欲しい。


私を知って、受け入れてほしい。


私はその誰かを受け入れるから。


だからどうかわたしを受け入れてほしい。


そう願い続けている。


でも、私は失望恐怖症だから、言い訳ではなくて、


本当に、失望に対する恐怖に彩られているから、


自分から誰かと本物の友達になろうとしない。


自分からは求めず、キッカケばかり望んでいる。


いつも能動ではなく受動でしか動かない。


何かもわからない「責任」に閉じ込められ、


そうなるかもわからない「失望」に囚われ、


有り得ない妄想が現実となる「期待」を抱えて生きていく。


動かぬ人形に、モノが与えられるはずがないのにも関わらず。


誰かにも嫌われたくないのに、でも、誰かに嫌われても構わない。


私を受け入れてくれるのならば、誰に嫌われてしまっても構わない。


実を言うなら私は、所謂コミュ障ではなかった。


友達は多くいるだろう。


自己申告なので信用は出来ないから、信じる必要は全くもってないけれども。


でも、心を開いたことはもはや無い。


親密さを私を原子核とした円で表すのであれば


きっと


K殻には誰もいず、


L殻には家族一人、


M殻には、その他大勢、


のようになるだろう。


私を支えてほしい。


私を誰かに捧げたい。


私の体もすべてを生贄に、あなたか、それ以外の誰かが欲しい。


私のすべてを与えたい。


そうすればきっと、私は捨てられやしないのだから。



私は孤独だ。


誰か助けて。

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