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お題『3匹の子豚』

 あるところに子豚の3兄弟あり。子豚達は垂涎の的、美狼夫人(未亡人15歳)に恋い焦がれていた。

 長兄は言った。

「俺は花束で口説き落とす」

 長兄が差し出したのは3本の薔薇。

「好きです!」

 長兄が差し出す薔薇を一瞥した美狼は言った。

「3本ぽっきりの愛なんて、要らないわ」

 長兄は項垂れてシャブシャブになった。美狼はペロリと平らげた。

「俺の出番だな」

 次兄は胸を張った。

「俺と共に歩もうぞ」

 次兄は抱えきれないほどの札束を持ち、美狼の前に出た。

「燃えたら価値の物に興味はないの」

 札束に火を放った美狼は言った。次兄はチャーシューになった。美狼はペロリと平らげた。

「僕には何もないんだ」

 末の弟は悲しい顔をした。美狼は身じろぎもせず彼を見つめた。

「愛しているけど僕にはこの身を差し出すことしかできない」

 末の弟は自らの亀甲縛りを見せつけた。美狼の瞳が妖しく光る。

「いいわ、貴方を受け入れましょう」

 美狼は末の弟を蹴り倒し小脇に抱え、彼の臀部を麗しい胸の前に持ってきた。

「ほら、豚のような悲鳴を上げな!」

 スパーンと響き渡るスパンキング。子豚は愛の痛みに悲鳴を上げた。

「ぶひー!」

 美狼は恍惚とした表情を浮かべた。

「ふふ、愛してるわ! ほらお哭き!」

「ぶひひー!」

 美狼は舌を痙攣させ、牙の間から涎を垂らした。

「あはん、たまらないわ! もっと、もっとお啼き!」

「ぶひひひー!」

 美狼の悦楽は止まらない。顔を上気させ、甘い吐息で喘いでいる。

「はぁぁぁん!」

「ぶひひーん!」

 美狼を満足させた末の弟子豚は末永く幸せに暮らしたそうな。

 めでたしめでたし。

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