さんにんめ、集まる。
ふたりみつけた、あと一人だ。
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男「いい筋肉してるじゃないか」
ちび「でしょー?結構自信あったんですけどねー。」
メガネ「少なくとも僕よりは戦えそうですね。」
男「酒場にいるやつなんて結局は大差ないからな、センスよりも適性で選ばせるのは分からなくもない。」
「だがせっかくのモチベを不意にするのはもったいないぜ。」
ちび「男さん最高っす!身体はって守るっすよ!」
男「ははは、頼りにしとるよ。」
メガネ「筋肉ついてる組はいいですねぇ・・」
男「何言ってるんだ、お前にもやってもらうさ」
メガネ「あんまり期待しないでくださいね、あくまで薬草係程度です。」
ちび「そういえばもう一人はどうするんです?」
男「そうだな、もう酒場には行きたかないし。」
メガネ「とりあえず全員の装備整えに行きますか?」
男「装備は全員の役割決まってからが良いな、まずはお祈りでもしに行くかぁ。」
(二人の成長率の確認のためにお告げを聞きに行こう。)
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男「そこのデブ見覚えあるか?」
メガネ「始めて見かけた顔ですね。」
ちび「俺も見たことないっすね。」
男「ふむ、当たってみるか。」
男「こんにちは、そこのぽっちゃり君」
ちび(俺の時よりオブラートに!)
メガネ(僕なんて影でヒョロガリメガネですよ)
デブ「・・・どうかしましたか?」
男「若いのに教会なんて熱心だなあと思ってな。」
デブ「あなた達も若いじゃないですか。」
「・・・ああ、旅の方でしたかなるほど。」
男「そうだよ、だからお前さんのが珍しい。」
ちび(男さんって若いの。)
メガネ(あの人の年齢いくつなんですかね。)
デブ「なるほど。」
「事情がありましてね、願掛けのようなものです。」
男「神頼みとは、何が大事なことでもあるのかい。」
メガネ「教会でそれ言うのもどうなんですか。」
ちび「教会って元々祈る場所では。」
デブ「お連れ様ですか、珍しい。三人パーティなんですね。」
男「そうさ、だからあと一人募集。」
デブ「私ですか?」
男「ああ、良かったらどうだ?」
デブ「悪くはないですが、私弱いですよ。」
「これまでずっと事務仕事でした。」
男「なら歓迎さ、今全員前衛なんだ。」