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ふたりめのなかま

一人は見つけた、あと二人だ


・・・・・・・・・


男「なあ、この町で暇そうなやつ知らないか。」


メガネ「どうですかね、僕もあまり外に出ていたわけじゃないので。」


男「うーむ、やはり人材がいないことには始まらんなぁ。」


メガネ「大人しく酒場で探しましょうよ。」


男「あまり期待せず行ってみるかぁ・・・」


・・・・・・・・・


ちび「どういうことなんですかああ!」

「俺が前衛職に向いてないってえ!」


マスター「すまんなあ、どう考えてもお前の体格じゃ前衛よりも後衛だろう。」

「前衛はやっぱり体格がでかくて筋力のあるやつがやるもんなんだよ、」

「悪いことは言わんから後衛職で募集をかけるといい。」


ちび「魔法なんてもっと向いてませんよ!」

「これまでずっと前衛で戦うことに憧れてたんです!」


マスター「とは言ってもなあ、君に前衛のセンスが溢れているというわけでもないし、」

「大人しく適性にあった職についたほうが」


外野「そうだぞー「ちびー」「お前にゃ無理だ!」ははは!」


ちび「くっそおああああ」



男「こりゃひでえな。」

メガネ「酒場って思ったよりどうしようもないですね。」

男「今笑った奴らも大概だろうに・・・」


・・・・・・・・・


男「おいそこのお前さん。」


ちび「・・・」


男「おい、そこのちびすけ。」


ちび「ちびじゃない!」


男「返事したじゃないかちびすけ。」


ちび「あああああもう!ちびで悪かったですね!あんたはめちゃくちゃでかいですね!!」


男「まあまあ、別に悪いと言ってはない。ちびだって色々利点があるさ。」


ちび「でかい人に言われると煽られてるような気がしますねぇ!」


男「ほら、まず一つ目は頭を打たない。」


ちび「くっそお腹立つ!なんでいきなりでかいやつに煽られなきゃならんのだ!」


男「まあ待てよ、さっきの酒場のやりとりみたぜ?」


ちび「見てたのにわざわざ追い打ちかけに来たんですか、最低ですね。」


男「そういうわけじゃない。」

「お前、前衛希望だろう?」


メガネ「良かったら僕らと一緒に旅にいきませんか。」


ちび「相方も背高いじゃねえか!なんで俺だけこんなに小さいんだよおお」


メガネ「いや・・・申し訳ないです。」

「ところで、聞こえました?」


ちび「え?」


メガネ「前衛希望なら僕らの旅にきませんか。」


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