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はじめてのなかま

どうせ酒場にいったところでとりわけて優秀な人材がいるわけでもない。


どうせなら自分に従順そうな奴を見つけた方が楽な旅になるんじゃないか。


・・・・・・・・・

薬草を買いに道具屋にきたところ

近所のヒョロメガネを見つけた。



男「おい、そこのお前、」


メガネ「え、あっはい?」


ヒョロガリメガネに声をかける、あまり面識もないためか驚いているようだ。


男「お前、暇なら俺と旅に出ないか」


メガネ「あれ、僕酒場に登録してましたっけ。」


男「知らん、してないかもしれんな。」


メガネ「えぇ・・・」

「酒場で仲間見つからなかったんですか」


男「あー、酒場には行ってない。」

「あまり好みの人材がいると思えんでな。」


メガネ「だからって僕に声かける意味が分かりませんよ。」

「まずはやる気ある人に声かけるのが先じゃないんですか。」



正論ではあるんだが、そもそも本気でやる気のある奴があんな腐った酒場で腐っているわけがない。



男「それはそうなんだが、俺が酒に弱いんだ」


メガネ「募集かけるだけなら酒飲まなくても良いですよ。」

「あと僕登録してないくらい戦うの苦手なんです、別を当たってください。」



男「・・・」

「お前今何してるんだ?」


メガネ「薬草とおなべの蓋を買ってます。」


男「違う近況のことだ。」


メガネ「ああ、そっちですか。」

「僕は今勉強中なんです、戦闘が苦手なので学問で職を見つけるしかないんですよ。」


男「勉強は好きなのか?」


メガネ「なわけないですよ、結局は食べていくための必須科目なんです。」

「今の世の中じゃ身体を使わずに食べていくのも大変ですしね。」



男「なあ、やっぱり俺と旅に出てみないか。」


メガネ「もちろん戦闘に自信があれば行きたいですけどね。」

「少なくとも僕じゃ足をひっぱるだけです。」


男「じゃあ言い方を変えよう、一人旅じゃ暇だから付いてきてくれ。」

「近辺の雑魚なら俺一人でも十分なんだ。」

「息抜きに外の空気を吸いに行こう。」


メガネ「あなたは自信があるんですね。」

「では、薬草使うくらいなら任せてください。」

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