06.無意識の中_3日目ー6日目
前回のまとめ
1.集合写真にて心の闇を垣間見た。
2.母親が倒れ入院。
朝、眼が覚める。
顔を洗う。
パンを食べる。ブラウン管のテレビを見る。どうでもいいニュースをボーッと見続ける。
ふと、時計を見る。14時になっていた。冷蔵庫を漁り、野菜を適当に切りフライパンで炒める。
冷蔵庫に入っていたご飯を茶碗に入れ電子レンジで温め、その間に野菜炒めを皿に盛りつける。
温めたご飯と野菜炒めを食べる。暇を潰すかのように、ゆっくり、食べる。
野菜炒めとご飯を胃に詰め込み、フライパンと皿を片付ける。
そしてまたテレビを見る。
『・・・・・・・・・。』
夕方のニュースでは。
「えー、次のニュースです。全国で起きる学校の集団失踪事件です」
「今日の午前、□□□□町の□□□□□学校で集団失踪が起きました。生徒数は30名、一クラスのみ集団失踪したとのことです」
「今度は□□□□□学校で起きたんですが!?この学校は有名な○○○○○○さんの母校ですよね?」
「そうですね。大変悲しい事件です。このような集団失踪は全国の高等…」
ぶちッとテレビを切る。
(どうでもいいね)
部屋に戻り、ベッドに転がる。眼を瞑ると最後に見た母親の顔が見えた。
いつ間にか眠ってた。
三日目終了。
・・・・・・・・・
目が覚めた。顔を洗う。パンを焼いて食べた。
窓を開けてベランダから見える景色を眺め続けた。
『・・・・。おい』
いつの間にか夜になり、窓を閉めるとソファの上に寝転がり眠った。
四日目終了。
・・・・・・・・・
目が覚めた。
なんとなくネットカフェに行き、ネットサーフィンを行った。
銃の細かい機構やら人体の解明やら文献やらを色々と漁った。
『図鑑になりてぇの?』
ただ、一字一句、どんな形かを覚えたが何を覚えたのか、思い出せない。
18時前にネットカフェに出た。店員が顔をジッと見ていた。眼だけで店員を見ると顔をそらされた。
家に帰りベッドに入る。いつの間にか眠った。
五日目終了。
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目覚めた。顔を洗う。部屋に戻りどうするかと、ぼんやり考える。
おもむろに姿見の前に立つ。
(・・・・・・・・・。)
古戸 朗太。
17歳。
高等学校を通う男の娘。
成績は優秀、スポーツはそこそこ。 容姿端麗。
髪が長く色白、身長は高校男児より低い。
元々眼が死んでいたが、母親が倒れたため、より一層眼が死んだ。
『そして異常に妄想と空想が得意、救いようのないロリコンである。』
頭の中で自分のことを考え、なんか付け足された?と感じながらもリビングへ行く。
パンを焼いて食べて、『それだけっておいしいか?』
皿を洗ってソファに座り、背もたれに頭を預けて天井を見る。
ぶつぶつが出ている所を凝視する。
『おい、こんなの楽しいの?』
時間が経って15時。
近くのコンビニに一切れのケーキとコーヒーを買って帰る。
ケーキを食べてはコーヒーを飲むを繰り返し、1時間。 なんで今日は充実してんの?
(・・・・。なんか、頭の中がよく響く)
ベランダから景色を見てぼんやり考え、夜になったら部屋に戻り、寝た。
『明日はぜってぇぶち起こす…』
六日目終了。
まとめ
1.無気力になる