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異世界旅行 ー46歳悪ガキの異世界悪戯旅行?ー  作者: 戸口 央田
第1章:異世界へ飛ばされました
33/60

24_創造神の方法模索

二週間ほど、お待たせしました。

ちょくちょく出てくる残業と残作業の多さにうまく立ち回れず、帰宅しても寝る一方でした…。

「えぇ、この問題は私の責任です。私が解決しなければなりません」

やっと解決に乗り出せそうです。

「ですが、問題があります」

「なんの問題ですか?」

ダンジョンから出られるんじゃないの?

「私の身体は見ての通り霊体です。肉体ではありません」

「・・・・・。霊体でもすり抜けられるんじゃないの?」

ふわーっと浮いたり壁や地面をすり抜けたり。

「できません。それに私はダンジョンマスターになっていたので、出られなくなりました」

へー、それは凄いなー。

・・・・・。

「ダンジョンマスターってなに?」

何処かで聞いたことあるけど何だっけ?

「わ、分からずに潜っていたのですか…」

「元々、訓練として潜っていたんだから…。ボスを倒すつもりは無かったし…」

『あのゴリラは倒せたんだし、うまくいけば攻略できたでしょ』

溜息を一つ吐いてクリア宣言出来るレイの豪胆さ…。

そううまくいくわけないでしょ…。

「あの、ダンジョンマスターについて聞かないのですか…?」

「あ、聞きます」


「そうですね…、ダンジョンマスターというのは、ダンジョンを管理しているのです」

「うん…。それで?」

なんとなくそうだろうなって分かる。

「・・・・・それだけです」

それだけ!?たったそれだけ!?

「魔物を生産したり、宝箱を設置したり中身を設定するとかしないの!?」

「はい…、ずっと何をすべきなのかを考え続けていて、ダンジョンマスターらしいことをしていないのです…」

「ペイリルさんでも分からないのか…。創造神なのに・・・・」

神様でも分からないことあるのね…。

『そもそも何もしてないのに、ここまでダンジョンが大きくなることがすごいわよ。流石神様ってところね』

まぁ、確かにあのゴリラは大きくて強かったけど…。


「こほん!ともかく、私は創造神でありながらダンジョンマスターになっていました。そのダンジョンマスターが問題なのです」

「具体的にはどんな問題?」

話進まないから相槌を打っとこう。

「ダンジョンマスターはダンジョンを管理する称号です。そしてダンジョンから出られなくなります…」

つまり、

「ダンジョンマスターと呼ばれる称号が邪魔で、出られないってわけ?」

「そういうことです…」

一つ目の壁はダンジョンマスターという称号…。どうすることもできないよ…。

『別名、自宅警備員ね。ロウにとっては羨ましいんじゃない?』

素直に言うと羨ましいけど、お家に武器を持った人たちが攻めてくるんでしょ?その上出られないんじゃお家に拘束されてるわけだし、そんな職業には就きたくないな…。

「ともかく、称号を消滅しない限りここから出られないのですが…」

「…ですが?」

何か方法があるの?

「消滅させる方法があるんです」

「その方法は?」

「私自身を消滅するか、別の存在に成るか…」

・・・・・・。

「なので別の存在に成ります」

「ペイリルさんを消滅しなければならないってことだよね?」

結局ペイリルさんは出られないってことじゃん。

「もう少しお聞きください。方法ですが…私自身が貴女のスキルと成ります」

「ん?・・・・本当にどういうこと?」

僕のスキルになるとか、よくわからなくなってきたんだけど!


――――――――――


目的は私自身の霊体を使って貴女を神、つまり創造神になることです。

難しい顔をなさらないでください。

順に追って説明すると…。

貴女の肉体を魔法を行使することで分解させ、霊体である私自身と融合を行います。そして分解した肉体を再構築させることで創造神として貴女が復活致します。

魔法の詳細ですか?説明が難しいので割愛したのですが…。

間単に説明するとですね、二つの魔法を一回だけで行使しなければなりません。

一つ目は貴女の肉体を分解する魔法。ただ単に分解するだけじゃなく臓器や魂も分解させることで創造神である私、霊体と融合しやすいようにいくつも仕掛けがなされています。

二つ目は分解させた肉体を再構築させる魔法。当然ですが霊体と融合させた後の状態を一つにまとめて再構築しなければなりません。

霊体と融合した後は誰もいなくなりますので分解後は勝手に融合させる必要があります。そのため二つの魔法を一回だけで行使させる必要があります。

分解させた後の融合は私が行いますので大丈夫です。

時間はどのくらい掛かるか、ですか?その魔法は既に完成させているので行使自体はすぐにできます。問題は融合と再構築の時間がどれだけ掛かるのか、私にもわかりません…。こんな方法は行ったことは無いので…。


――――――――――


「うーーーん…」

最初から最後までペイリルさんに任せることになるのか…。創造神とはいえ、まだ信頼しきれないから判断に困る…。

(レイはどう思う?この方法を実行した方が良い?)

『まだ分からないことがあるじゃない。再構築した後の肉体はどうなるの?ペイリルと似た風貌になるの?ペイリル自身がどんなスキルになる?』

あ!確かに再構築した後がどうなるのか分からないや!人格とか3つもあるんだし!

「姿は確かに私と似るところが出るかと思いますが、身体は貴女方に動かすことになるはずです。私自身がスキルと成ることで学習し続けることになります」

となると、姿は少し変わるがペイリルさんはあくまでスキルに成ると…。

『もし融合…、これって受肉よね?受肉を行った後のダンジョンまで考えてる?崩落するとか無いでしょうね?』

「ダンジョンとしての機能は無くなるはずです。確か、通路の隠蔽や仕掛けが停止し、宝箱の供給も無くなり魔物が全て死にます。崩落はありませんのでそこはご安心ください」

つまり、外には出られるようになるわけだ。宝箱の回収もしたいけどな…。

『外に出ることができ、宝箱も出来る限りは回収も出来て、創造神と受肉することで強くはなれる…。私は受肉しても良いわ』

メリットは多いけど大丈夫なのかな?失敗することが怖いんだよね…。

『そこはロウの悪運次第よ』

本当に怖いな…。強運ではなく悪運って言うところ。でも進まないといけない。

「分かりました、ペイリルさん。融合しましょう」

お読みいただきありがとうございました。

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