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異世界旅行 ー46歳悪ガキの異世界悪戯旅行?ー  作者: 戸口 央田
第1章:異世界へ飛ばされました
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22_創造した人に質問

よろしくお願いします。

まだまだ続く、この会話…。

とりあえず書き留めていた話はここまで投稿してます。

さぁ、まだまだ書くぞ!(白い目)

うそーん。

「罪悪感から倒すようお願いしていたなんて…」

「ここまで話したことは貴女が初めてです」

「そりゃあそうでしょうね…。ここで引きこもっていれば…」

うーん、どうしようか。

「えーと、整理していいですか?」

「えぇ、どうぞ。時間はありますよ」

「ありがとうございます。では」

見上げていた視線を下に戻し思考にふける。


この人は神様。生物が出現する頃からずっと存在している。

そして魔族を出現にきっかけを生み出した存在でもある。

つまり「創造神ってこと?」

「はい、この世界ではその位置づけになります」

女神は神妙な顔で頷いた。

「そしてダンジョンはペイリルダンジョンだから…、『創造神ペイリル』って名前になる?」

「そうです。正解です」またも頷く女神。

『話聞いてれば察せれるでしょ。ほんとに天才?』

「いやいや、確かめないと確証がないじゃん。違う神様かもしれないし」

『それでも分かると思うけどねー。私は』

社会人たるもの、確証できるまで判断しない。

チキンな社会人の動きだよ。

「考えがまとまりましたか?私を倒しませんか?」

「すいません。もう少し待ってください」


女神が変な推進を躱して考える。

天使から神様になったペイリルさん。

生物を生み出し魔法を伝えたが戦争に転用することになってしまった。

戦争を止めるよう魔族を生み出すも返って戦争を激化。

生み出された神々からは弾圧され、地上に堕ちたペイリルさんは、ダンジョンに引きこもる。勇者召喚という魔法も神々が作られて、魔族は勇者に絶滅するよう他種族共に攻められ続け、ペイリルさんも倒してもらうようお願いすることになった?

う~ん…。

妄想スキルで文章化しているけど腑に落ちないなぁ。

「重い話だねぇ…」

『面倒臭い話ねぇ…』

「では、私を倒してくださいますね?」

ペイリルさんは推進する。

でもここまでの話では納得出来ない。

「倒す前にさ、何個か質問していい?」

「…、良いですよ。何を聞かれますか?」

お、了承してくれた。

「まずだけど、なんで国同士の戦争を止めたかったの?神様よりも下級の生物だし、愚かだな~とか意味ねぇよとか、馬鹿にするような感じになると思ったけど」

用は下に見るんじゃないかな?って。

「私は幾数千年もの時間を観察していて、愛着があったのです。なのでいたずらに命が減らし続けることが許せなかったのです。その上、地上の生物には直接止めることはできないので…」

「ふんふん…」

頷きながら俯いて考える。理解はできるけど神様がそう考えていいのか?


「次にだけど、生み出した神々から弾圧されたってどういうこと?普通は親の神様を逆らうようなことはしないと思うけど」

あくまで僕の個人的な考えだけど、普通はしないんじゃない?最悪、存在そのものが消滅させられるかもしれないし。

「確かにその通りです。私が生み出した神々は反逆することはありません」

「じゃあ、なぜ?」

「普段は反逆させないよう、威圧を掛けていたのですが当時はかなり落ち込んでいたのです。そのため掛けていた威圧が弱くなり、反逆できたのではないかと」

「あ~…、責められて自分で地上に堕ちた、と」

存在感と威圧で逆らわないようにしていたんだ…。そりゃあ部下とはいえ神々は不平不満は持たれるかもしれない。周りから責め立てられて気分が落ち込み、自ら地上へ堕ちようって流れになったらしい。


「あとは、もしあなたを倒したらここから無事に出られますか?」

最も重要な所がそこなんだよな。倒しても出られなければ意味が無い。

「・・・・・」

「押し黙らないで~!」

なんか言って!?黙ったら希望が!希望が無くなっちゃう!!

「えっとですね、私を倒すとダンジョンから出られるのですが…」

「ですが?」

「ダンジョンの主である私を倒すことで、地上に転移されてしまう仕掛けになっているのです」

「おー」

なら大丈夫だね。

『違うわよ。転移先が問題なのよ』

レイが横やりを入れてきた。

転移先が問題って?

「転移先が定められていないのです。森や草原、しまいには空中に投げ出されるかもしれないのです。転移陣を確認していないので、不確かな情報ですが…」

「…地面の中に飛ばされることもあるってこと?」

「その通りです」

ランダムだから転移先が即死コースもあり得るってか。最悪なくじ引きじゃん!


「あ、そうだ」

地面ってワードで思いついた。

「今の地上は誰が管理しているの?」

創造神がここに引きこもっている現状、管理していないと見える。なら、誰が代わりに管理しているのかが分からない。もちろん弾圧した神々の内、何柱かは行うだろうけど。

「貴女の思う通り、弾圧した神々が管理しているのでしょう。どのように管理しているのかは見当つきませんが…」

何も伝えずに堕ちたことになるのか。

戦争を止めようと結果的にだけど魔族を生み出し、失敗に終わって自身で堕ちたってわけか。


「命を大切に見てるのは、神様のイメージとは違うなぁ」

「私が生まれた星では多くの戦争をなされていたので…、手を取り合えばもっと発展するのではないかと考えていたのです」

戦争を予め知っていたからこその考えなのかな…。

「では、そろそろ私を倒してくれませんか?愚かな神を倒してください…」

ペイリルさんがそう推進した。

さぁ、どう対応しようか…。

お読みいただきありがとうございました。

今更ですが、明けましておめでとうございます!

この会話はたぶん2話ぐらい続くかも…。

軽くまとめにしようかぁ…。

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