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異世界旅行 ー46歳悪ガキの異世界悪戯旅行?ー  作者: 戸口 央田
第1章:異世界へ飛ばされました
29/60

20_ペイリルダンジョンの主

よろしくお願いします。

うーん、話がゴリ押しになりました。

そして服装の説明がかなり雑…。この手の知識と説明がどうも出来ないです。

『お待ちください。勇者様方』

部屋全体から声が聞こえたとき、部屋の中央に魔法陣が現れ、白い光で部屋いっぱいに塗りつぶされた。

目を暫く閉じていると白い光が消えていった。


目を開けると、何かが宙に浮いていた(・・・・・・・・・・)

長袖のワンピースを着ており、背中には六枚の羽が広がっている。

髪は足よりも長く白髪。だが顔は白い光によって隠されていた。


『勇者様方。どうか、どうか私を殺してください。どうか、どうか…』

クラスメイト達と騎士達は(もちろん僕も)黙って出現した何かを見つめていた。

さっきのゴリラとは違う威圧を感じて動けない。威圧と言うより重圧か?存在するだけで圧倒される何かを感じて身体が動けない。無理に動かすと先に殺られる、そんな直感が頭に支配される。

『代わりに解析を掛けるわ』

------------------------

名前:【創造神】ペイリル 性別:-- 種族:----

体力:---- 魔力:----

STR:---- DEF:----


スキル

----


称号

----

------------------------

レイが代わりに解析を掛けてくれたけど、何も分からない。

分かるのは神様が出てきたことぐらい。


『なぜ、なぜ私は存在するのでしょう…。なぜここにいるのでしょう…』

『そんなもの知らないわ!』

(レイ、突っ込んじゃいけない…)


創造神に対して突っ込んだレイを宥める。

身体は重圧で動けないけど思考は問題ない。危害はなさそうだけど攻撃を強要させるのはどういうことだろう?

『あんたが喋れないなら、私がしゃべるわよ』

(そんなこと出来るの?)

『身体は入れ替わるけど、呼吸(・・)()は動かせるんでしょ?なら対話しようじゃない』

(なんという気合論…)

レイって僕の身体の筋肉とか体重感覚とか、僕以上に知ってるんじゃない?脳みそのリミッターを外したりとか。

「まさか…、そんな…、伝説は本当だったのか…」

隣にいたガントさんがそんなことをつぶやいたことを聞こえた。

ん~…、図書室で調べた神様伝説のこと?

「おい!創造神が何しに来た!!」(レイが言った言葉)

『創造神に対して不躾すぎない!?もう少し言葉選ぼうよ!』(僕)

(何言ってるの?ほっといたらなんか消えそうだからすぐに返答したのよ)

それにしては言葉使いが荒すぎる…。

レイの言葉に創造神が反応した。身体をビック!!!と動いた。

『なぜ、なぜその言葉が…、創造神と…』

「なにって、解析掛けたからよ。創造神のペイリルさーん!」

(レイ、やばいって!煽っちゃダメ!)

なんかペイリルさんの身体が目に見えて脱力したよ!これ以上やめといて!

|僕(?)は周りを見ると、みんなは全く身動きしていないように見える。

でも分かる。あいつなんかやらかしてる!って雰囲気で分かる!

『まさか、でも…』

私たち(・・・)はあんたの話を聞く権利がある!今からそっちに行く!」

(身体強化をフルで掛けろ!)

『了解…。死なないよね?』

身体は一つだよ?抵抗されて即死とか笑えないよ?

(死んだら死んだでいいのよ。それだけで終わるなら尚更マシよ!)

仕方なく身体強化を掛ける。感覚的には使える魔力の6割を使った。

「行くわよ!話をするか殺されるか!覚悟決めろ!!」

レイが短剣を逆手で構え、しゃがんで両足に力を籠めて飛び上がる。

真上にかなり飛び上がり、「足場!!」と同時に背中にシールドを張る。

シールドを足場に再度、足に力を込めて創造神に向けて解き放つ!

今度は創造神に向かう。

『え…、ちょ…っと、待って!』

戸惑う声が部屋中に響く。

『あ、もう、て、転移!』

創造神が両手を前に突き出し、複雑な魔法陣が出現する。白い光が生まれ始め、光線が発射される。そして光線はレイが動かす僕の身体を飲み込み、光線が収束した時には身体は消失していた。

『あ、あぁ・・・・、やってしまったあぁぁぁ・・・・・』

そんな声を響かせ、身体を徐々に薄くなっていく。やがて身体は消失した。

お読みいただきありがとうございました。

若干、予想していたあらすじと違いますって?

私も思います…。(震え声)

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