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異世界旅行 ー46歳悪ガキの異世界悪戯旅行?ー  作者: 戸口 央田
第1章:異世界へ飛ばされました
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16_ペイリルダンジョン潜入

すいません。かなり遅くなりました。

この時期は色々と立て込んでて、首が回らない日常でした。

現在、僕らはペイリルダンジョン地下3階にいる。

「ヒャッハー!」

「このやろー!!」

「死ねー!」

と、勇者ことクラスメイト達は魔物相手に罵詈雑言を言いながら剣で切りつけ、魔法でぶつけて殺していく。具体的に言うと、切れ味が良い業物の両刃の剣でゴブリンを分断し、火属性魔法で火達磨に、土属性魔法で銃弾よろしく文字通りハチの巣にするなど、ゴブリン達をスプラッター映画のようにバラバラにされた。


洞窟に入った直後の皆は静かだったんだ。魔物はいつ現れるのか分からず、暗いから通路の先が見えないためかなり警戒していたんだ。

だけどゴブリンが1体だけ現れて大聖 信弘が立ち向かい、一太刀で絶命した。

それを三回ほど繰り返し、魔物は弱いと分かった途端に一体でも多く倒そうと前に出ては罵詈雑言を発しながら攻撃しているのだ。

唯一、担任は後ろにいる生徒たちを落ち着かせようとして言い聞かせているが、あまり聞いていない。

騎士たちは苦笑している光景を眺めて、僕は異様に感じました。まる。

『感想文みたいにまとめないでくれる?』

(だって世紀末な状態だし。こんなの止まらないよ?大声出しまくっているから魔物が集まって来てるし)

意味なく「ワーーーー!!」っと大声で叫んでいるやつもいるし、呼び寄せてるかテンションが昂って叫んでいるかのどちらかだよね、あれ。

ん?ダンジョン前のこと?クラスメイトは快適なテントで待機して、僕は熱い御者台の上で待ちぼうけしていたよ。

レイと会話していて、考えと心構えは整ったから良かったけど。

ちなみに王城の図書室でペイリルダンジョンを調べたことではこれぐらいは分かっている。

・深くまで潜った階層は30層

 ※ちなみにここまで潜ったのは過去の勇者メンバーらしい

・1~5階層はスライム、ゴブリンが主に出てくるらしい

 ※6層以降は資料は無かった

・なんか神様伝説があるらしい

 ※絵本ではあるがこの国ではポピュラー?な話らしい


で、今のところゴブリンしか出ていないためみんなは油断しきっている状況。

(がんばれゴブリン!異常種がいればたぶん壊滅出来るよ!異常種とか概念があればだけど!)

『あんたが敵を応援してどうする?生贄になってもいいのよ?』

あ、いえ、調子のってました。すいません。

ちなみに、ゴブリンの特徴は身体の色は明るい緑色で、人型の姿をしている。

腰にはボロボロの布のみ巻いており、若干だがあれがチラチラと見えちゃう格好である。

男性陣は「見えてんだよ!」と、女性陣は「気色悪いわ!!」とそれぞれ突っ込みを入れては、攻撃していました。

その為、僕はゴブリンを倒す機会はありませんでした。あと、スライムはなぜか出てこなかった。以上。


――――――――――――――――――――


そんなこんなで進んでいき、5層の石で出来て大きい大きい両扉の前に着いた。

今はその両扉の前で休憩をしている。

クラスメイト達は勇者ステータス?転移時に強化されていると思うけど、流石にはしゃぎ過ぎたのか何人かは大の字になっている。

騎士曰く、この付近は魔物が近寄ってこないらしく、よっぽど大きい声を出さなければ襲われないとのこと。


僕はあまり疲れていないため(なんたって誰かが率先して仕事してしまったし)、ダンジョン内部を観察していた。


シールドを使ってキリを出現させ、壁を削り石を手に持つ。

その石を解析を掛ける。


石:どこにでもある石。あえて特筆すればペイリルダンジョンから採掘された石。でも石。


『このふざけた説明は実施者に問題があるのかしら?』

(うーん、どうなんだろう?)

もう一度掛けてみる。


石:石。


(絶対これは僕のせいだ!)

生真面目な性格なのは分かってる。でもそれ以上にいい加減な性格なのも分かってる!だから同じ作業とかならコピペでいいよね。ってことよくあるし!

(はぁ。これだと周囲の壁も同じ石ってなるよね。これ…)

仕方なしに両扉を眺めて、なんか色々と彫られているな~と考えて、レイが(頭の中で、だよ?)『ん?』と声を上げる。

『この彫刻、ステンドガラスのと似てるわね』

(ステンドグラス?なんの話?)

『転移された場所で大きいステンドグラスがあったわよね』

(うん、あったね。どんな風に作られていたか覚えていないけど)

『あんた、ほんとに天才?天才なら覚えているわよ?』

(だから僕は天才じゃないよ!…でも、どこが似ているの?)

レイは一度『はぁ…』とため息をついて、

『ステンドグラスの中心には女性の姿があったのよ。それでこの彫刻の女性の姿が似ているの』

(ふーん…。そうなんだ)

『わかってないわね!服装も同じなのよ。ステンドグラスとこの彫刻の服装と顔、長髪の部分が!』

(うーん…。ぴんと来ないなぁ。でも、どうしてそこまで覚えてるの?見る機会はあの一度きりでしょ?)

その一度きりでもちらっと見えた程度だし、細かく見れなかったはずだけど。

(妄想スキルならちらっと見えただけでも記録として見えるのよ。映像で見える感じかしら?)

(何それずるい!)

記憶を動画として見れるってことでしょ!?それって天才どころか脳の記憶領域を完全に操作しているじゃん!

(それって僕も見れるの!?)

もしかしたら昔見た子供のs…。

『えぇ、もちろん見えないようしているわ。変態に見せる記憶(もの)なんてないもの』

(うぅ…)

僕の記憶すらも…、フィルタリングを掛けられているのか…。

『ただ、この両扉はゲームで言うところのボス部屋見たいよね?この休憩している場所もそんな風に見えるよね』

(そうなんだよね。絶対ボス部屋だよねぇ)

武器は強いけど、扱う人が弱いとダメなんだよね。

ゲームしていて、何も考えずにやっているとすぐに死んじゃうからな…。

皆はそこを把握しているのかな?似ている状況だけど。

クラスメイトはともかく、騎士たちの様子はあまり焦っているようには見えないのが気になる。


あ、ガントさんと大聖がなんか話してる。あまり見慣れないけど、先に進みたいと相談しているらしい。声は聞こえないけど二人とも笑顔で話しているからただの会話かもしれない。

2、3分ほど経って二人とも離れた。大聖は笑顔だが、ガントさんはどこか暗い顔になってる。

何か大聖が無茶な要求をゴリ押しで飲ませたのかな?


――――――――――――――――――――


20分後。

クラスメイトと騎士たちは隊列を整えて、両扉をガントさんが押し開いた。

(やっぱり潜ることになったよ…)

『あんたが止めればいいものを…。クラスカーストって厄介ね』

きっと、僕が止めに行っても聞かないだろうしなぁ…。

そうして僕らは扉を潜る。この先、どうなるかも知らずに。

お読みいただきありがとうございます。

現時点でのステータス

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名前:古戸朗太 性別:男性 種族:人族

体力:100 魔力:7500/7500

STR:25 DFE:10


スキル

解析 妄想・空想LV:MAX

無属性魔法 火魔法 水魔法 土魔法 風魔法 闇魔法


称号

【異界の者】 【二度目の生を生きし者】

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