魔王(子)が王都に帰還しました
~王都門前~
(ズザ)
「...王都に...着いた、ぞ...」
(バタン)
「大丈夫か!何があった!?」
アンスが意識を取り戻したのは、次の日だった
~王宮救護室~
(く...ここは何処だ...と言う俺は誰だ...アンスという名前しか思い出せない...)
(今のは...いったい...)
「気づかれましたか?」
「此処はいったい...?」
「王宮の救護室でございます」
「確か...門の前で...」
「ハイ、門兵に運ばれてきましたよ」
「そうか」
「そう言えばレイラとラウルは何処だ?」
(バタン)
「たーいーちょーおー」
「グハッ...レイラ急に抱きついて来るな...」
「ハァ...レイラ急に走り出すなよ...って小隊長いつから起きてたんすか」
「ラ、ラウルか...とりあえず...た、助けてくれレイラが離れてくれないんだ...」
「...(ギュウ~)」
「うらy...ゴホン、小隊長はこのまま苦しむべきだ、」
「ラ、ラウル...お前後で覚えとけよ」
「というか早く離れてくれレイラ...」
(スゥ...スゥ...)
((寝てるのかよ))
「じゃぁ俺は...」
「お、おいラウルまさか俺の布団に入ろうとしてないだろうな」
「面倒なんで後は頑張ってください」
「おいいいい」
「え?何ですか?もしかして布団に潜り込んで欲しかったんですか?ぷぷぷ」
「違うわい、レイラを運んでけってことだよ」
「え?やだよメンドクサイ」
「上官に対して良く言えたなぁ...ラウル」
「いや、それほどでも」
「褒めて、無いから」
「とりあえず、ラウルお前は反逆罪で打ち首になるか、レイラを部屋まで運んだあと反省文100枚で許してやろう」
「横暴だ、職権乱用だ」
「ふははは、何とでもいえ」
(バタン)
「ラウル、騎士団長が及びだ」
「へーい」
「じゃそういうことでレイラの面倒よろしくぅ」
(バタン)
(ちっ、上手く逃げられたか...まだ眠いし俺も寝るかな)
お久ぶりです今回はネタ回でしたがどうでしたでしょうか?
感想や改善点などがあればコメントお願いいたします