5、いちのきみ
――巫女に選ばれなければ、例え神に恵まれた『力』を持っておられても、ただの娘にしかなりえませぬ。
その昔。今よりも幾年も月日遡った頃の話である。
ネイディーンは「聖女」と呼ばれる特異な存在であった。
聖女は「後宮」と呼ばれる箱庭の中で、外界との接触を一切絶たれて過ごす。故に普通の娘とは全く異なる生活を送り、しかしだからと言って、国の頂点に立つ「巫女」となれる確証もなかった。「巫女」に選ばれるのは、十人の聖女の中のただ一人だけだ。そのため、十人の聖女は互いに決して仲睦まじくはなかった。
一つの街を構成できるほどの広さを持つ後宮の中に、それぞれの聖女たちの住まう屋敷は点在している。一の君と呼ばれるネイディーンの住まう屋敷は「一の宮」、二の君の住まう屋敷ならば「二の宮」と呼ばれ、それがそれぞれの聖女の領域であった。互いに不可侵で、中を覗くことは許されない。
にも関わらず、他の聖女たちの中には、たびたび一の君ネイディーンの宮を偵察に来る者があった。
一の君の称号を得たネイディーンは、十人の聖女の中で最も強い「巫力」と呼ばれる特殊な能力を持つ。故に、あえて口には出さないけれども、誰もが次代の巫女にはネイディーンが選ばれるのではないかと予想していた。そのためであろうか、たびたび他の聖女が偵察にやってくる。ネイディーンの強い「巫力」の秘密を探ろうと思っていたのかもしれないし、あるいは何か罠を仕掛けてネイディーンを陥れようとしていたのかもしれない。
だが、ネイディーンは、誰かが自分の屋敷に忍び込んで来たことを知りながら、いつも気付かないふりをしていた。些細なことをきっかけに、他の聖女たちと衝突することなど、望まない。しかし、そんなネイディーン振る舞いが、高慢に見えたのだろう。まるでお前たちなど眼中にないと蔑まれたようにも感じた他の聖女たちは、ますます一の君ネイディーンを妬んだ。
こうして、後宮の中には目には見えない高い壁がいくつもそびえ立つ。
嫉妬、羨望、畏怖、厭悪。ありとあらゆるどす黒い負の感情の渦巻く中で、ネイディーンは孤独であった。
幼き頃から「一の君」と呼ばれて箱庭の中で大切に育てられ、まるで呪詛のように「貴女は巫女になるのだ」と植え付けられた。確かに「巫力」では他の九人の聖女たちの劣る気はしなかった。だが、だからと言って巫女に選ばれることに何の希望もなかった。
何故なら、ネイディーンは孤独であったのだ。
随一の力を持つが故に、他人は恐れおののき離れて行く。
もしもこのまま巫女に選ばれることになったら、自分は今にも増して、孤独になってしまうのではないかしら――。
とある嵐の夜のことであった。
「今夜の空は荒れ模様ですから、庭先にはお降り下さいますな」と女官に言われ、ネイディーンは軒下から空を見上げていた。
風が強まり、雲の流れが早い。分厚く地上を包み込むような暗雲が立ちこめる。迫りくる、にび色の集合体に息が詰まりそうだ。自分を追い立ててくる様々な要因と重なって、ネイディーンは逃げ出したくて仕方なくなった。
――いちのきみは、あたくしたちを見下しておられるのだわ。
にび色の空の向こうから、他の聖女の声が響く。湿気の臭いの中に溶け込み、ネイディーンの体を蝕むようだ。
――いちのきみならば、きっと立派な巫女におなりでしょう。
遠方から聞こえる雷鳴とともに、ここまで育ててくれた女官たちの期待がネイディーンの長い黒髪を撫でる。ネイディーンこそが巫女になるのだと信じて疑わない女官たちの希望に満ちた眼差しも、この時のネイディーンには重圧でしかなかった。
目映い閃光とともに、ぴしゃりと轟きをたてて雷が落ちる。
(私は――巫女になりたくない)
雷に映し出されたネイディーンの表情は、悲愴な色で溢れていたに違いない。
気付けば、取る物も取り敢えず、庭から屋敷の外へと飛び出していた。
やがて立ちこめる暗雲からは篠付く雨が降り出して、地面へと叩き付けられる。
「一の宮」と呼ばれる自分の屋敷を飛び出したネイディーンは、あてもなく広い後宮の中を彷徨い続けていた。
聖女たちが修行するために創設された後宮は、どこまでもだだっ広い。聖女の住まう屋敷が点在している中央部分から離れ、西へ西へと進んで行くと、延々と草原が広がっていた。ネイディーンは長年後宮に住んでいるが、この草原の中を歩いたことはない。故に、この先に何があるのか知らない。
降りしきる雨の中、まるで何かから逃げるかのように無我夢中で草原の中を彷徨い続け、どれくらいの時間が過ぎたのだろう。
雨の雫を吸って聖女の装束は重くなり、足下も泥にまみれて思うように前へと進めなくなった。雨に体温を奪われ、意識が朦朧とする。もう、前へ進むことも後ろへ戻ることも出来ない――。
自ら逃げ出したいと願って飛び出してきたくせに、自分の足で逃げることもままならないなんて。
ネイディーンは己の情けなさに苦笑いを浮かべながら、草原の上に膝を付いた。雨によってぬかるんだ泥で装束が汚れるが、そんなことを気にしている余裕もない。
(このまま、戻らなかったら……私はどうなるのだろう)
びしょびしょに濡れた長い黒髪を伝って、ぽたりぽたりと地面に雨雫が落ちる。朦朧としはじめた意識の中で、雨の音もどこか遠い。
(一の君ではなくなって、巫女に選ばれることも、なくなるのかしら。……全てから逃げ出すことに成功できるのかしら)
そんなことを考えながら、だんだんと意識は遠のいていく。
一面の草原の中で意識を失ったら、しばらく誰にも見つけてもらえることはないだろう。一の君ネイディーンは、謎の疾走を遂げ、やがて数年後に干涸びた躯が発見されるのだ。そうなればきっと、ネイディーンの脱走は成功だ。
草原の中、泥にまみれて体を横たわらせ、ネイディーンは静かにまぶたを閉じる。ざあざあと荒々しい雨音がまるで夢のように、現実味を帯びない。
そのため、ゆっくりと近付いてくる足音に、ネイディーンは気付かなかったのである。
その足音は西の果てからやってきた。聖女たちの住処のある方角とは、逆である。草原のはるか彼方、ネイディーンが一度だって足を踏み入れたことのない、後宮の最果てだ。
「――いちのきみ。まだ生を諦めるには、早すぎるぞえ」
しわがれた老翁の声がした。ネイディーンはその声を夢の一部だと思った。何故なら、ネイディーンはその声を聞いたことがない。この後宮の中に住まうのは、聖女たちと、その世話を司る女官など、そのほとんどが女だ。仗身と呼ばれる聖女の護衛役は男であったが、護衛を務められるだけの体力を持つ若い男であった。
故に、年老いた翁の声など、ネイディーンはこの後宮では聞いたことがないのである。
(私は……幻聴を聞いているのだ)
ネイディーンは遠のく意識の中で、そう確信した。
このだだっ広い草原の中に、ネイディーンの他に人間がいるはずもないのだし、ましてや老いた翁なんて現れるわけがない。
そう思って頷いて、やがてネイディーンは意識を完全に手放した。静かに深い眠りへと落ちて行った。
そして次に目覚めた時、ネイディーンは見慣れぬ汚い小屋の中にいた。
ぽつぽつぽつと、屋根を弱々しく叩く雨の音がする。古びた木材で出来たその屋根は、雨漏りしないのが不思議なほどだ。どことなく、かびのような臭いがした。
ネイディーンはその小屋の中の古い長椅子の中に寝かされていて、汚い毛布をかぶせられていた。まるで倉庫のような狭い小屋である。長椅子と、小さな円卓と揺り椅子、そしてめらめらと炎の燃える暖炉しか物がない。暖炉の前で静かに揺れていた揺り椅子の上に、白髪の老翁が腰掛けている。ネイディーンはゆっくりと長椅子から身を起こすと、その白髪の老翁の後ろ姿を見つめた。
(ここは……どこ)
ネイディーンにはさっぱりわけがわからない。
確か、自分は一の宮を抜け出して、西へ西へと進むうちにだだっ広い草原の中で雨に打たれながら意識を失ったのだ。そしてそのまま誰にも見つけられず、命を落として行くのだとばかり思っていた。なのに、此処はどこなのだろう。
ネイディーンは、聖女の住まう後宮内にあって、この小屋ほど汚らしい場所を見たことがなかった。下働きをする女官の住処だってここの何倍も綺麗だし、物置の中ですらこの小屋よりは香しい臭いをしていたように思う。そして何より、揺り椅子に揺られている白髪の老翁が気になった。
ネイディーンがこの後宮の中に住み始めてからもう何年もの月日が経過している。だというのに、ネイディーンは一度だって後宮の中でこの老翁の姿を見たことがないのだ。
(一体……誰?)
心の中でそっと問いかけると、口にはしていないはずなのに、まるでその問いかけに答えるかのようにゆっくりと揺り椅子が動いた。
揺り椅子から身を起こすようにしてこちらを振り返った男の顔は、幾重にも皺が寄ってくちゃくちゃだ。故に、表情から感情が読み取れない。不気味な老爺の顔をしていた。
「一の君――お目覚めか」
そのしわがれた声で、老翁は「一の君」とネイディーンのことを呼んだ。ということは、少なくともこの老翁はネイディーンのことを知っているのである。だが、ネイディーンはこの男を知らない。
「一体、此処は……」
ネイディーンは本能的に男のことを警戒しながらも、そう問うた。ひょっとしたらここは後宮ではないのではないかとさえ思ったが、老翁の答えがそれを否定する。
「此処は、後宮の最果て……後宮の最西端に位置しておる、儂の住処じゃよ」
「最西端……」
この汚らしい小屋が後宮の一部であったことを知り、ネイディーンは驚きを隠せない。ゆっくりと長椅子から足だけを下ろして座ると、小屋の中を見回した。
「こんな場所があるなんて……何年も後宮の中にいながら、知らなかったわ……」
小声でそう呟くと、「そうじゃろう」と老翁は笑って揺り椅子から立ち上がる。曲がった腰で全身を支えながら、老翁はゆっくりと小屋の中を移動し円卓に手を伸ばした。
「聖女様に仕える女官たちは、儂のことを『最西端の変わり者』と呼んで嫌厭する。儂の存在そのものを聖女様には隠そうとするのだよ。故に、ここをたびたび訪れるのは、三の君くらいのものじゃ」
「三の君……カグワの君が?」
ネイディーンは愕然とした。
三の君カグワは、ネイディーンと同じ聖女の一人だ。ネイディーンはただの一度だって後宮の最西端を訪れたことなどなかったし、此処に小屋のあることさえ今の今まで知らなかったのである。だというのに、同じ聖女であるカグワはこの小屋の存在を知り、その上でたびたび訪れていただなんて。
そんなネイディーンの心の内を読んだかのように老翁はふつふつと笑い、円卓の上に置かれていたコーヒーカップを手に取った。
「なぁに、普通はこのような僻地まで足を伸ばそうとは思わぬ。今日、一の君が此処に辿り着いたのも奇跡のような話じゃ」
言って、老翁はコーヒーカップに暖炉で湧かしていた湯を注ぎ、そっとネイディーンに差し出した。ネイディーンは湯気のたつカップを受け取ると、やけどをしないように注意しながら握り締める。雨で冷えきった体を、カップが温めてくれた。
「……草原で行き倒れた私を……助けてくださったのね」
ネイディーンは湯気をたてるカップの中を覗き込みながら、掠れそうな声で呟く。
ネイディーンは決して、自力で此処に辿り着いたわけではない。草原の中で動けなくなり、倒れたところを老爺に助けられたのだ。
老爺は俯いたネイディーンの顔をちらりと見やると、興味深げに小首を傾げる。そして揺り椅子の向きを変えると、ネイディーンと向き合うように腰掛けた。
「まるで、この僻地まで逃げ出そうとしているかのようじゃった……だから、貴殿が一の君であると知りながらも、一の宮へは送り届けず、儂の小汚い小屋へと連れ帰ったのだよ」
「ご迷惑をおかけして……」
「聖女の園は息苦しいかえ?」
お礼を言おうと口を開くがその言葉を遮られ、ネイディーンは口を噤む。
ネイディーンは当然この老翁とは初対面だ。にもかかわらず、ずばりと心の中を言い当てられて、返す言葉も浮かばなかった。
息苦しい。確かに、息苦しいのだ。誰も彼もが「巫女」になることを夢見て、切磋琢磨を続けるこの聖女の園が、とても息苦しい。
ネイディーンはぐっと奥歯を噛み締めると、熱いコーヒーカップを握り締め、黒ずんだ木の床を睨みつけた。
「貴方は……私のことをご存知でしたね。そして、私のことを……『一の君』と呼んだ」
老翁はゆっくりと揺り椅子に揺られながら、「うむ」と頷く。
「この後宮の中にあって、貴殿を知らぬ者などおらぬ。一の君、二の君、とその称号は聖女様が後宮に入られた順番を示すが、それはすなわち潜在的に持つ『巫力』の強さの順だ。従って一の君は、当代の聖女様の中で最も強い『巫力』を持つ特別な聖女様じゃ」
それは、ネイディーンは耳を塞ぎたくなるほど繰り返し言い聞かされた口上である。
――貴女は一の君。他の九つの君には決して劣らぬ巫力をお持ちだ。
だから、次代の巫女に選ばれるのは、一の君に違いない。一の君こそが次代の巫女だと、まるで呪いのように、幾度も幾度も繰り返し聞かされてきた。
「そう……私は、『一の君』。誰もが私のことをそう呼ぶわ。そして、次の巫女は『一の君』に違いない、と……期待を孕んで、羨望を浮かべて、妬みを込めて……皆が口を揃えるの」
「それが……一の君を息苦しく追い立てる要因か?」
「それだけが要因かどうかはわからない……だけど、私は――巫女になど、なりたくない」
ネイディーンははっきりとそう述べた。常日頃から、心の中で「巫女になりたくない」と思うことはあっても、こうして口にしたのは初めてかもしれなかった。聖女の園の中で、迂闊にそんなことを言えようはずもない。
しかし、同じ後宮の中にいながら、此処でははっきりと自分の本心を述べることができた。まだ出会って間もない、得体の知れない老翁の前で、その老翁の正体さえ知らないというのに。
老翁は静かに頷いて、「巫女になりたくない」と告げたネイディーンを叱責することも非難することもなかった。聖女たるもの巫女を目指すことが務めであると、苦言を呈されても仕方がないにも関わらず、である。
「人には必ず、『役割』というものが存在する」
老翁は静かな口調でそう言った。ネイディーンは冷めてきたお湯をすすりながら、首を横に傾ける。老翁は皺の多い顎をさすりながら、言葉をゆっくりと紡いだ。
「巫女になる者にも『役割』があれば、巫女にならぬ者にも必ず『役割』が存在する」
「役割……?」
「うむ……。一の君が巫女になるなど、ありふれた役割じゃよ。貴殿はそのように安易な道など、恐らく歩まない。それよりもずっと特別で、奇異な……実に奇特な道を歩むじゃろう」
「巫女になるよりも、奇特な道……?」
果たしてそんなものが存在するのだろうか、とネイディーンは不可思議に思う。巫女は神にも近い、西国エウリアの最高権威だ。それに選ばれるよりも奇特な人生があるのだろうか。
「確かに、貴殿の巫力は強い。だからこそ、巫女には選ばれぬ」
「それは、一体、どういう……?」
「巫女には禁じられた『巫力の技』というものが存在する。何故だかわかるか?」
逆に問い返されて、ネイディーンは瞬いた。
巫女、というより聖女に禁じられた『巫力の技』すなわち巫力の使い方というものがあることはネイディーンも知っている。だが、禁じられている故に、ネイディーンはそれがどういうものなのか知らない。聖女たちの禁じ手が教えられることは、ない。
答えられないネイディーンに対し、老翁は淡々と言葉を続けた。
「あまりにも強すぎる技だからだ。巫力とはすなわち、自分の命を燃やして生じる力。あまりにも強すぎる技の使用は、己の命さえ落としかねない。故に、強すぎる技を、禁じ手とした」
まるで、この老翁が技を禁じたような口調である。だが、違和感はない。ネイディーンは黙して老翁の言葉に聞き入った。
「貴殿は一の君であり、巫力こそ強いが、だからこそ巫女ではない、何か他の特異な『役割』を持つのだよ。そしてそれは貴殿自身で選ぶ道じゃ」
「私自身で……」
産まれて初めて告げられた運命の告知に、ネイディーンの胸は徐々に高鳴った。
巫女になれ、巫女になれと繰り返し言われる日々を送ってきた。自分で道を選ぶことなど出来ないのだと思っていた。だが、それは誤解だったのだろうか。ネイディーンの生きる道は、ネイディーン自身で選んでも良いのだろうか。
ネイディーンはぬるくなったマグカップの中の湯を飲みこんで、高鳴る胸をそっと落ち着ける。しかし、気が高揚して堪らない。
ネイディーンはふう、と一息吐いてから、顔をあげ、真正面から老翁の顔を見つめた。
「私のこれからの生には……意味があるのね? 私の命には、何か役割があるのですね?」
切羽詰まったような言い方で、老翁に向かって問いかける。
すると老翁は皺の寄った顔をますます歪ませて、ゆっくり首を縦に振った。
「あるとも。――そのうち、自らで気付くじゃろう」
それが、ある意味ではネイディーンの転機となったのかもしれない。故に、後のネイディーンがあると言っても過言ではないのだ。
それからまもなく最西端の小屋には一の宮から迎えがやってきて、ネイディーンは一の宮へと連れ戻された。女官たちは小屋の老翁のことを穢らわしい物でも見るかのような目付きで睨みつけていたが、ネイディーンには何も言うことができなかった。
後になってからようやく、ネイディーンはその老翁の名が「ケニー」ということを知った。散々世話になっておきながら、ネイディーンは老翁の名前を聞くことすら忘れていたのだ。
ネイディーンに「ケニー」の名を教えてくれたのは、当時、三の君と呼ばれていた聖女、カグワであった。カグワは「ケニーの爺やは何でも教えてくれるのよ」と屈託なく笑う。周りの女官たちがケニーのことをあまりにも嫌うので、ネイディーンはその存在さえ口にするのを憚られていたというのに、カグワにはちっとも気にした様子が見られない。
そして、その三の君カグワが巫女に選ばれ、ネイディーンは巫女カグワの世話役として彼女に仕えることになった。それは、ネイディーンの選んだ道である。他の誰に指図されたものでもない。ネイディーンは一度だってその道を後悔したことはなかった。