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来世は異世界で  作者: 三日月
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対応



お久しぶりです、三日月です。

気が付けば、今年も約半分くら経ってしまってました。申し訳ありません。m(__)m

前回の更新が9月…月日が流れるのは早いものです。頑張って更新をしていきたいのですが、中々上手くいかずに、こんなことになってしまいました。


言い訳はおいといて、本編どうぞ。




「・・・ねぇ、ノルン。」


「……先に言っておくが、俺たちに出来ることはほぼ無いぞ?それでも”ソレ”を口にするのか?」


「っ!・・・それでも、私は、ミカエラを、助けたい…。このままだと、なにか、ダメな気がするの。」


「俺がソレを認めなくてもか?リリィのその願いはミカエラが望むものか?そして、ソレを行うのに俺たちの力で通用するのか?」


「それは……」


「リリィ。彼女が言っていた事から察するに、彼女は元々違法奴隷として攫われたみたいだ。奴隷と言っても命に値段をつけて買うのだから、違法といえど、いや。違法だからこそ、自然と値段が高くなる。それを恐らく何人も買ってきた輩が相手だ。

 つまり、この世界のどこかの国の、王族・貴族・大商人。このあたりがミカエラをあの様な姿にしたと予測できる。

 そんな相手に、まだまだ子供である俺たちが、敵うと思うのか?何か策はあるのか?」


「……敵うとは、思わない…。策も、…ない。」


「だろうな。それでもリリィは、ミカエラを助けることを選ぶか?そして俺がリリィを冒険者のチームとしてパーティから除名すると言っても。」


「っ!!!」


「なっ!おい、ノルン!それはいくら何でもやりすぎだ!」


 今まで成り行きを見ていたレオが胸倉を掴んで吠える。


「ならばレオ、仮にもリリィがミカエラの復讐を阻止して、犯人を突き止めたとしよう。そうしたら、相手がリリィたちに復讐し返さないと言い切れるのか?恐らくだが、口を封じようとしてくるだろう。俺は成り行きとはいえ、冒険者のパーティーのリーダーだ。それが仲間を斬ることになっても、決断しなきゃならないと思ってる。」


「それは…」


「リリィ、どうなんだ?」


「わ、わたしは」


 ”仲間”を誰よりも大事に思ってるリリィには厳しい質問だが、ここでリリィにちゃんと認識をしてもらわなければ、最後に後悔するのはリリィ自身だ。


「わたしは、それでも、ミカエラを、助けたい!!」


「・・・そうか。」


 リリィの絞り出すような声に、辺りが静かになる。そして少し震えているリリィと、ソレに対する返答をしようとしている俺に対して、視線が集まる。


「なら、俺はリリィのその決断を認めよう。」


「え?」


「ん?なんだ?」


「の、ノルンは、認めないって…」


「いや、そうゆう可能性があるという話だ。最初のリリィに今話した事とかを考えていた感じじゃなかったからな。改めてどういう事をしようとしてるのか、リリィ自身に考えて貰いたかったんだ。」


「じゃあ…」


「あぁ。俺も協力する。だが、気を付けて欲しいのは、俺らに出来ることは本当に些細なことしか出来ん。これだけは忘れてくれないでくれよ?」


「うん…うん…!」


 少し嬉しそうな顔をしながら泣くリリィに、レオと今まで黙って見守っていたアイリスも笑顔になって

いた。


「勿論俺も手伝うぜ!」


「アタシもよ。だってアタシたち、”チーム”じゃない。リリィとノルンだけにはさせないわ。」


「……皆、あり、がとう!」



 リリィたちがそう決断する中で、俺は今後の予定をどうするか考えていた。恐らくだが、試合の中で告白されたミカエラの過去。これは会場中に広まった。つまり、既に3大国の皇帝・国王の耳に直接入ったと考えるのが普通。ならば、俺たちが協力できることは本当にない。

 

 ましてや、学生で元違法奴隷など、国が黙っているはずがない。違法と言うだけあって、所持や売買が禁止されてかなりの時が経っている。しかし今回で、まだ近年まで違法奴隷を売買、所持、殺害をしていることが判明したのだ。早急に実態調査が行われる事だろう。


 そうしたならば、俺たちが出来る協力はただ一つだ。また、勝たなければならない理由が増えたな。




---



「…おい。」


「はっ!此処に。」


「愚弟を此処に呼べ。それと近衛及び大臣共に今の事実を通達し調査を開始させろ。そしてこの大会が終わったら、あの子も呼べ。」


「承知いたしました。御前、失礼いたします。」


「シュバルツ殿、我らミラーズも至急調査を開始する。」


「我が竜国も同様に。」


「それでは3ヵ国での共同調査にしましょう。どこに輩が潜んでいるか分かりません故。情報の共有はいつも通りでよろしいかと。」


「賛成だ。」


「儂もだ。」



---



ギルバート視点



「兄上、お待たせ、、、っていう、雰囲気では、無さそうだね。」


 爺やに急に呼ばれて来てみれば、空気がピリピリしてて雰囲気悪いなぁ…。ま、大凡の見当はついてるけど。


「お前にしては早かったな。まぁいい。早速本題に入る。お前に非公式での依頼・・だ。因みに拒否権は無い。」


「……それ、依頼っていうより命令だよね?」


「そうだな。」


「認めるんだ…。」


「それで依頼の内容だが、」


「いーよ。多分、今の試合で発覚した違法奴隷のことでしょ?あの子なら僕知ってるし。」


「分かっているなら話が早い。今すぐ調査を開始しろ。お前があの子の話をしたときに、犯人を始末したか聞かなかった私にも非があるが、この依頼を受ければ貸し一つだ。どうだ?」



 ……条件的にはあんまりだけど、あの時に違法奴隷って分かっていて放置したのマズったなぁ…。せめて報告だけ入れておけば…。


「因みに、お前が国を出てから法律が変わってな。違法奴隷に関しての情報を知っていて報告をしなかった者、隠匿した者、などに関する法律なんだが、知ってるか?」



 ・・・・・・なんだろう。嫌な予感がする。


「簡単に言えば、そのような者たちも罰する、ということだ。ただ、お前はまだクローフィ帝国の帝位継承権が無くなっては無いからな。そして、皇族から犯罪者を出すのもマズイ。言いたいこと、分かるか?」


「……はぁ、分かったよ兄上。もし、犯人を捕まえたら?」


「私たちの誰かに報告しろ。若しくは、各国の騎士に突き出しても良いが、私たちに連絡を取る方が楽だぞ。お前なら簡単に通れるようにする。」


「了解。なら久々に頑張ってみるよ。」


「行け。」



 そう言って兄上は僕に背を向けて、試合の観戦に戻った。残る2人の皇帝と王も同様に。



「ギル。」


「ん?」


「手段は問わん」


「ん。」



 あ~ぁ。兄上、本気で怒ってるや。





リハビリ含めてなので、短めでした。

次回も未定ですが、ガンバリマス!

読んでいただき、ありがとうございました。

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