表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来世は異世界で  作者: 三日月
5/72

仲間たちと青空教室

文章を作ってるうちに長くなってしまった・・・。

申し訳ないです。><

しかも説明が多い、、、。



「アイリス~いるかー?」

次の日の朝、俺はアイリスの家にお礼を言うために訪れた。あと母さんに持たされた自家製の野菜をもって。


「はぁーい。あっノルン!!もう大丈夫なの?アンタの家に行って声をかけようとしたら目の前でいきな り倒れるんだもん。アタシすごく心配したのよ?!」



「ごめんな、心配かけて。でもこの通り大丈夫だ!それと、俺のこと母さんたちに知らせてくれたんだ  ろ?ありがとな!それとコレ、うちで採れた野菜。俺も育てたんだよかったら食べてくれ。」



「ううん。困ってたりしたら助けるのが当たり前だもん。あ、この野菜アタシ好きなんだよねー!」



「そうなのか?知らなかった。」

やっぱりエルフだから野菜とか果物の方が好きなのかな?勝手なイメージだけど…


「う、うん。」(…………それにノルンの手作りならなおさら)ボソッ


「すまん、後の方聞き取れなかった。もう一回言ってくれないか?」


「えっ!?なんでもないワヨ!それより今日って授業の日でしょ?このまま一緒に行かない?」


 何でもないならいっか。

「そうだな、じゃあ行くか」

 

授業とは2日に一回、村の広場で行われる子供に対しての青空教室みたいなもので、教師役は村の人が交代でやってくれる。しかも大人たちの善意でやってくれているから、お金などもかからないから有り難い。





--------------------------------




広場に行くと20人弱くらいの子供が集まっていた。その中でも仲のいい友人が声をかけてくる。


「よっ!おはようノルン、アイリス!倒れたってきいたけど大丈夫だったか?」


「……おはよう。二人とも。……ノルンは、大丈、夫…?」


「おはよう。二人とも早いな。俺ならもう平気だ。心配かけたな」


 

挨拶をくれたのは、アイリスと同じ、村で仲のいい二人だ。

最初に声をかけてくれた男の子は、レオンバルト。俺たちはレオンって呼んでる。人間で体格が俺たちの中で一番いい。


次の消えそうな声で心配してくれた女の子は、リリィ。虎の獣人族で珍しい白虎種だ。



「ん~、ノルン、お前少し変わったか?なんか雰囲気がこの前よりも違う気がする」


レオンがいきなりそんなことを言うから吃驚した

「っ、何言ってんだレオン。おれは俺のままだよ」



「ん~そうだよな!わりぃわりぃ。」

 頭をかきながら笑っているレオン。普段は若干脳筋のふしがあるのに何で妙に勘が良いときがあるんだ…



「そうよ。ノルンは別に変わってないわよ。アタシはそんなこと感じないし…。」


「……私も、そう…思う」


アイリスとリリィはそんなことを言ってくれた。

そんなことを話してるうちに、時間が来たようで今日の先生役がきた。


今日はレオンの親父ゴルドフさんか。…会うたびに思うんだが、この人の見た目怖いよなぁ。 村に来る前はどっかの国の騎士をやってたって言ってたけど、騎士ってよりかは、山賊とか盗賊って言われた方がしっくりくる。立派な黒髭あるし。


今は村や村周辺の警備の責任者の立場をしてくれている。



「よし、授業を始めるぞ!!取り敢えずレオンは腕立て50回と片手逆立ち5分間を2セットやれ。」



「なんでだよ親父っ!!?」



「はっはっはっ!冗談だ。そんなに喚くな」

・・・レオンの脳筋はこの人の影響なんじゃないだろうかと思った。



「さて、親子のふれ合いはこの辺にして、授業を始めるぞー。

 今日はお金と村の外についてだ。君たち中にはもうお金の種類とか外の世界を知っている子もいるかも しれんが、改めて教えるぞー。

 なんたって生きてくのに絶対に必要だからな!はっはっは!」



 豪快に笑いながら親父さんが教えてく。




 「お金は 鉄貨<半銅貨<銅貨<半銀貨<銀貨<半金貨<金貨 という風にある。鉄貨20枚で銅貨1枚  分。10枚で半銅貨1枚分だ。この規則は金貨や銀貨でも同じで、銀貨20枚分が金貨1枚だ。

 この金のほかに、国同士でしか使われない単位として”金塊”がある。金塊は一つで金貨1000枚分にな  る。戦争とかでの賠償金、、、あ~、わかりやすく言えば”金払え!”って事だ。


 国同士で一々金貨を何千枚ってやり取りすると、数えるのも面倒だし場所を取って邪魔になるって、考 えたんだろうな。数える奴が盗むかもしれないしな。

 まぁ、俺たちみたいな一般人がお目にかかれるもんじゃないから、頭の片隅にでもしまっておけ。」



確かに、金貨1000枚分もの価値のあるモノなんて見る機会すらないか。



「次に村の外についてだ。みんなも知っている通り、この村は強力な結界が張ってあって許可のない者は入ることも出ることも出来ない。もちろん、君たちや私たちは結界に阻まれないぞ?」



そこで授業を受けていた子供の一人が手を挙げた



「せんせー。なんで結界そんなものがあるんですか?」



「ん?それはだな、この村を作った当時の人たちが張ったといわれている。

 多分、相当な人間嫌いか盗賊とかを恐れたんだろう。はっはっは!

 他に聞きたい事があるやつはいるか?」


どこに笑う要素があったんだ??まぁいい。

そこで俺も手をあげた



「ん?なにが訊きたいんだノルン。このなんでも知ってる儂が答えるぞ!ハッハッハ!!」



「…魔物ってどうゆうものですか?結界の中には入ってきますか?」



すると親父ゴルドフさんは一瞬目を細めたあと、調子を戻して教えてくれた。



「魔物か…まだ子供たちに教えたと聞いてなかったんだが…

 まぁいい!答えてやろう!魔物っていうのはだな、一般の認識は”世界の害悪”だ。この認識は間違って はないんだが、倒した魔物の素材は冒険者や医者などにとっては必要なモノも多いんだ。


 というのも、冒険者は魔物の素材を使って、自分の装備を新しく作ったり、強化したりできる。まぁそ の装備を依頼した店側の腕にもよるがな。

 それに魔物の中には食べられる魔物も存在する。だから、冒険者の野宿や騎士の遠征中とかには、遭遇 した魔物を狩って食べたりすることも多々ある。

 

 ただし!ここで注意しなくてはならないのが、食べられる魔物のなかには体内に毒があるやつもいる。 だから料理する前にちゃんと毒抜きをしたりしなくちゃならん。そんなやつは食べないのが一番だが  な。

 あと医者だが、魔物に限らないが、魔物や動物の一部の内臓・魔物固有の器官が良い薬になるそうだ。 詳しくは医者や薬師にきいてくれ。」



「それと”魔物が結界を超えてくるか”という質問だが、超えてくる。

 なぜ、人間などは入れないのに魔物は入れるのかは儂にも他の者たちもわからん。

 

 だが安心しろ。儂や警備を務めている者たちは強いからな!だから今まで一度も村の中に魔物の侵入を 許したことは無いだろう?今までも無かったように、これからも無いがな!」



 自身満々のその表情で断言する様子に、結界を超えてくると聞いて少し緊張していた子供たちの表情が やわらいだ。



 ふと思い出したように親父ゴルドフさんが真面目な顔つきで俺たちをみて


「それと伝えておくが、君たちが村の周辺で遊ぶこともあるだろう。きれいな小川とか流れてるしな。で きれば、結界を超えて欲しくないんだが

 そこで熊など人を襲う猛獣や魔物・悪党共と出くわしたりしたら、村まで全力で逃げろ。人間などは  入ってこれないし、猛獣や魔物たちが結界の中に入ってくると警備を担当している者たちに分かるよう になっている。

 そしたら儂らが絶対にお前たちを助ける。だから全力で逃げてこい。いいな?」



と告げた。

俺たち全員が「はいっ!」と答えたところで、ニヤリと笑い授業の終わりとなった。…やっぱり顔怖いな。



「他に訊きたいことがある奴はいるか?・・・・・・いないな。よし、今日の授業はこれで終わりだ!!

 レオンは、腕立て50回と片手逆立ち5分間を3セットと終わった後に瞑想1時間な!

 それじゃあ、解散!」


「お、親父!?さっきよりも増えてるぞ!」



そんなレオンの悲痛な叫びは、笑いながら帰る親父さんには届かなかった。

俺とアイリスとリリィはレオンに同情の視線を送るのだった…。






読んでいただきありがとうございます。

あれもこれもと、文章を付け加えていって気づいたら約3200文字・・・

論文とかならいいんですけどねぇ、会話とかで3000も打ったのは初めてです。はい。笑


誤字・脱字がございましたら、教えていただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ