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来世は異世界で  作者: 三日月
16/72

閑話:魔物調査1



ギルバート視点です。


初めてスマホからの投稿なので、どんな感じか試験も含めてなので、短めなのですが

ご容赦下さい。


それではどうぞ!



「それでは出発!」


「「「「おおぉぉぉー!!」」」」



ゴルドフさんの掛け声と共に、僕とグアルティネッサを含めた自警団の精鋭たちが魔物調査に出た。



僕とゴルドフさんの予想だと、恐らく2~3日かかるという見込みで、その間の村の守りは残りの自警団とエリンやウォル爺さんなどに頼んである。



少数精鋭ということもあって、僕たちは中々の早さで

移動し1日目の野営予定場所まで来ることが出来た



「今日はここで野営を行う!周囲の安全を確保した後に3人1組のローテーションで不寝番をする。

恐らく明日以降に戦闘をすると思われるから、各々しっかり休むように!


寝不足でケガしましたでは、村に帰った後に酒の肴として皆に笑われてしまうからな!」



ゴルドフさんのそんな物言いに其々が、軽口を言い合いながら作業に移る。

僕も少し笑いながらも今日の夕飯となる動物を狩るために森に入る。



もちろん携帯食料はあるが、ご飯がそれだけというのは中々に寂しいし、危険地帯での食事というものは

緊張している心身に対しての癒しでもある。

だからそこに1品でも加わるだけでも、その癒しは全然違うのだ。



「出でよ我が(しもべ)たち。」



僕は数匹の索敵特化の眷属を呼び、周囲に獲物がいるか調べる。


といっても僕は眷属の召喚が苦手で、しかも僕は多少強かったのでそこまで眷属を重要視してない。

あったら便利程度の認識だから、使うのは大体一緒の眷属だ。



そんなことを考えてる内に、眷属の1匹が野ウサギを見つけたようだ。

僕は気配を消しながら移動し、冒険者時代から愛用している剣で

傷を最低限でウサギを苦しませないように狩り、野営地に戻る。



僕が戻った時には、もう設営は済んでおり今はローテーションを決めている所だった。



「おぉ!ギルバート殿、戻りましたか。ギルバート殿には真夜中になってしまいますが、3番目の組にて不寝番をお願いしたい。」



「えぇ。分かりました。任せて下さい

あぁ、僕が独りでやれますから他の人は休んでも大丈夫ですよ。僕は眷属が使えますからね。」



恐らくゴルドフさんは、吸血鬼が夜中に力を最も出せることを知ってるから僕をその時間帯に合わせたのだろう。



「いえ、ちゃんと3人でやりますよ。ギルバート殿の力は疑いようが有りませんが、万が一のことを考えると1人は…」



「…そうですね。我が儘でした、すいません。

では、よろしくお願いします。


あぁ、ウサギを狩ってきたんで、皆で食べましょう!」



口々に、やったー!や御馳走だな!など、大袈裟とも言える喜びように苦笑してしまうが、ちゃんと周囲の警戒をしている処は流石だ。



「それでは、ギルバート殿のうウサギを頂くか!」



皆で簡単な料理を食べ、途中で匂いに誘われた狼などが来たが、少し殺気を出して脅せばすぐに逃げていった。



僕の番では無いときも眷属を展開して、何が襲ってきてもいいように準備していたが、特になにも無く

1日目は終わった。









次の日

朝から調査を始め、僕たちの予想だと近辺に原因がいると思っている。なので皆、昨夜のはしゃぎっぷりが嘘のように警戒・索敵をしている。



眷属たちも展開し、気配を探れる限界域より先を偵察させている。



お昼近くになって、少し力のある魔物の気配を感じ、僕たちは慎重に気配を消しながら近付いていった。



そこには3匹の”地竜”と呼ばれる魔物と、離れた所にゴブリンの集団…いや、軍隊が居た。

当初予想していた原因が両方居た。



恐らくだが、地竜の2匹は(つがい)で雄のもう1匹が雌を目当てに喧嘩をしてるのだろう。


ゴブリンの方は、所謂ゴブリンの王が統率して軍隊を作っているのだろう。

ゴブリンは個々の力は弱いが、それでも数が集まれば

脅威に成りうるし、王が率いてると小賢しい戦法も取り始めて厄介になる。



「ギルバート殿、どうしますかな?両方とも排除出来ないことは無いが、少し骨が折れる。

だが、ここで討伐しとかないと今度は村に被害が出る可能性がある。」



確かに。それに、ゴブリンは他種族の雌を襲うので、世間から嫌われている。僕もキライだ。



「地竜は僕に任せて下さい。皆さんはゴブリンの方の対処をお願いします。」



「了解しました。どうかお気を付けて」



お互いにあの程度の魔物に()られるとは思ってない。

ゴルドフさんたちは、静かにだが素早くゴブリンの軍隊の方に向かって行った



「さて、僕も仕事をするか。」



愛用の剣を携えながら、僕は地竜(トカゲ)の前に歩いて行った。








次回もなるべく早めに投稿したいと思います。

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