表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

カラダの値段

作者: 灰色の猫

ある小説を読み、異性の視点で書いてみる事にしました。

本当はもっと日常的な事を書きたいのですが、現時点で、勉強、経験不足で諦めました。



私は現役のデリヘル嬢。

男性に奉仕して今日を生きている。

性を売って生を買っていると言ったところ。


最初は初めて見る男の見慣れた汚い物に抵抗はあったが、お金の前ではその抵抗も一目散に逃げていった。


世間では真っ当な仕事とは思われてないが、他の仕事と同じで営業マナー、体力勝負共に欠けていたら勤まるものじゃない。

そもそも、客の大半はいわゆる真っ当な仕事をしている連中ばかり。


なぜ、そんな言われ方をされなければならないのか。


股を拡げる事と非がないのに頭を下げる事、なんの違いがあるのだろう。


たまに説教してくるお客も、ちょっと舌を使えばすぐに果てる。


上から目線の客を、単なる雄にする瞬間がたまらないのかもしれない。



たまに言い寄ってくる客も、だったらこの仕事に勝る収入と刺激を代わりにちょうだいよ。




同じ女からは、愛のないセックスをしてプライドはないのと聞いてくる。

それじゃあ、性欲処理として抱かれている貴女にプライドはあるの、と聞き返したくなる。



結局、自分には出来ないから相手を下げて自分の立ち位置を確保しているだけ。


立っている場所が高ければ高いほど、バランスが取りづらいというのに。



ある客が言っていた。

『扉を開けるまでのドキドキがたまらない』

どんな女が来るか分からないからヤメラレナイとの事。

写真と比べてどうか。

表記されているスリーサイズに偽りはないか。



それは私も同じ。

扉を開けるまでは、指定されたホテル、家やアパートの外観、呼ばれた時刻、コスプレの有無、それらからお客の想像を膨らませる。

必要以上に期待せず、がっかりしないようにリアルな想像を。

最近は怖いぐらい的中する。

的中してしまうから、半端な達成感と完璧な疲労感しか残らない。


だから期待してしまう。

だから今日も自宅以外の扉を開ける。


まだ見ぬ雄を期待して。

R指定が間違っていると思われたら、指摘してください。

訂正します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] いいテーマだと思います。 男性作者が女性主人公の一人称を書くのは難しいですよね。でも、そこまで違和感を感じませんでした。(まあ男の自分から見てですが) [気になる点] もう少し長くてもいい…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ