直木賞など
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何の価値も値打ちもなくなってきたな。どうしてかって?作家が実力で獲ることがないからだ。例の押切某とやらいうモデルの女が目指しているらしいが「じゃあ、あんたは受賞後、職業作家として書き続けられるのか?」ということだ。無理だろうね。ゴーストライター雇ってるんだし……。
昨今、芥川賞や直木賞が権威を失ったことは以前も綴ったが、ここまで堕してくると、もうどうしようもない。獲れる作家が、まだ獲ってないからだ。それに作家も実力派が減った。代わりに出てくるのは、スター気取りの自称芸術家である。
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本来なら、それに見合った仕事をしている人が獲るのが、そういった大型の文芸賞だろう。押切某などが獲ったら、金看板に泥塗るぞ。しかもあの女、豚カルトの信者と来ている。臭うんだよな。プンプンと。ああ、あのカルトの人間なら、裏工作あってしかりだと。
釘を差すように言うのだが、その道何十年とやっているプロと、新興勢力に過ぎないそこ一、二年の書き手など、明らかに前者の方が圧倒して実力が上だ。何でもそうである。オヤジの会社のまずい豚まんと、老舗の味のいいそれを比べてみるがいい。勝負あったりである。全く歯が立たない。
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別に誰が賞を獲ろうが構わないのだが、それに見合ったことをやれるかと言えば、そうじゃないのである。芥川賞は純文学系の作家に、直木賞は大衆文学系の作家にだが、ここ最近おかしくなってきているのである。受賞した書き手が後々まで続かない。単なる記念受賞のようなものである。
選考委員の選評を読んでいても、受賞作の内容のちぐはぐさが目立つ。老大家が言った意見が結構当たっているのだ。田中慎弥に物申したあの大家は、遠からず近からず、いい意見を言っている。実際、田中氏は地味に書いているのだろうが、もう出てこない。つまり、あの方も所詮は続かない類の作家だったのである。
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押切某に直木賞が授与されることはないだろうが、冗談でも止めてほしい。明らかに大文豪直木三十五に対し、失礼だ。あんな豚カルトの信者が獲ったら、もしくは候補にでもなってみろ、とんでもないことになるぞ。絶対に阻止しないといけない。あの女の書いたとやらいう本を一切買わないことだ。所詮、ヤツの愛読書など太宰の小説じゃなくて、豚の代作させたそれだからな。
まあ、あんなモデル女が獲れるとか噂されるぐらい、直木賞も価値が下がったというわけだ。道理で骨のない物書きが多い。もっと凄腕の書き手がいないものか?そう思ってしまう。仕方ありませんがね。所詮、公正な選考など何一つとして行われてなくて、依怙贔屓で獲らせる賞に過ぎないのですから……。
ひとまず一筆書かせていただきました。
ではまた。
(了)