初めての実戦3
ついに突入です
「こちら掛工安隊01、全員聞こえるか」
無線で問い掛ける。
「02」
落合から。
「03」
宮崎から。
「04」
片木から。
「…05」
柊から。
「06」
野上からも。
全員から明瞭な声で帰ってきた。
「04、テレビ屋はどうなっている?」
「空から。あと掛川城からも」
犯人がテレビを見ている可能性がある。突入の瞬間をみられると返り討ちにあうかもしれない。
「04、静岡本部に連絡してテレビの中継を止めさせろ」
「了解、すぐにやる」
すこしして
「こちら04、連絡したが中継が止まらない!」
「なんだって?!どこの局だ?!」
「フジテレビ!表現する自由を盾に中継を続けるつもりだ!」
「しょうがない、実力行使だ。五分たっても中継をやめないのならば実力行使でやめさせると連絡しろ!」
「五分たったが中継はどうなった?」
「止まる気配が無い」
「仕方ない、どこから中継されている?」
「現場の東側、掛川城天守閣からだ」
「柊、聞いたな!撃て!」
「…05了解」
『現場の方はどうなっていますか?』
『いまだ進捗して…』
『映像がとまりましたがどうしましたか?』
「こちら04、中継は止まった」
「了解、これより突入するため建物に近づく」
「…人質と犯人発見、二階手前の部屋。目隠しと猿ぐつわをしている。犯人は2人組」
人質と犯人の人数は事前情報とあっている。
「了解、突入する。落合、ブリーチング弾を三発、ビーンバック弾を一応二発マガジンに入れておけ」
「いつものやつだな、了解」
「なら私が先頭を行くわね」
「わかった、こちら01、06が先頭を進む」
そして部屋の前へとたどり着いた。
「こちら掛工01、静岡本部に連絡。部屋の前へたどり着いた。指示をしてくれ」
「こちら静岡本部、突入せよ」
「よし、落合はM26でブリーチング弾を扉に撃て。俺が蹴飛ばす」
「了解、よっと」
バン!
カチャン!
バン!
カチャン!
バン!
カチャン!
「突入!」
パパパパン!
涼香が撃つ。
バン!
落合が撃つ。
俺は人質に駆け寄る。
「もう大丈夫だ、安心しろ。あと犯人は結束バンドで親指と手首を縛れよ、涼香」
「わかってるわよ!」
涼香が返す。
俺は人質を縛っていたロープをナイフで切断する。
「えーっと、名前を教えてくれ」
人質だった女子生徒に聞く。
「お、大隈園夏です…」
「こちら掛工01、人質の大隈園夏を確認。掛西安隊に引き渡しのうえ撤退する」
「了解。撤退を開始せよ」




