上陸準備!
英文はGoogle翻訳を使用しています。
迫撃砲部隊を攻撃し、上陸支援を行った掛工安隊。
そして対馬に上陸した自衛隊と米軍は上陸から1日という驚異的なスピードで対馬を奪還してしまった。
しかし、上陸されてしまった被害は大きく、建物は破壊され、民間人にも被害がでてしまった。
『ディスイズビーコンワン!アイランドザンディス!(こちらビーコンワン、まもなく上陸する!)』
「始まったようだな」
おおすみの船内に俺達はいた。
「ああ、日米韓の合同作戦がな。と言っても日本はあまり前線に出ないらしいが」
「雅人、俺達もあそこに行くんだろ?」
「そのようだな、ヘリコプターに乗って向こうまで行くはず」
ビッー!ビッー!
「なにがあった!」
おおすみの船内に緊張が走る。
『あたごより連絡!防空レーダーがミサイルらしきものを探知!上陸地点付近に着弾する可能性大!』
「着弾までどのくらいだ!」
『一分以内です!』
「瑞樹、甲板に出るぞ!」
「あっ、ああ!」
「あとどのくらいだ」
「30秒くらい…」
「さて、通常弾頭か核弾頭のどちらか…」
俺と雅人は双眼鏡を覗く。
閃光が瞬く、煙が上がる。
「マズい!伏せろ!」
ブワァァァァァ!
爆風が吹く。
「傾いてる!傾いてる!」
爆風によっておおすみが傾いていた。
「宮崎、大丈夫か?」
「ああ、なんとか」
五分ほどで動揺はおさまった。
「なにがあったんだ」
「たぶん…核ミサイルだろう…」
「チッ、野郎やりやがったか」
宮崎は舌打ちをする。
「ああ…」
『通信室から掛工安隊に連絡。甲板へ集合せよ』
「いったいなんなんだ、甲板へ呼び出しなんて」
「さあな、ヘリで戦場へ行くか家に帰らされるか」
数分後、一機のオスプレイが着艦した。そして後部ランプから数人の迷彩服姿の男たちが現れた。
「ユーガイズカケガワテクニカルハイスクールセーフセキュリティフォース、アーユー??(あなた達は掛川工業高校安全保安隊ですか?)」
英語で話しかけてきた。
「俺英語わからん」
「俺も」
「私も」
片木、宮崎と涼香は言う。
「お前ら…日常会話程度の英語だぞ」
落合は呆れながら言う。
「イエス、オブウェアユーガイズアーユービローング?(そうです、あなた達はどこの所属ですか?)」
「ウィーアーザセブンティーフィフスレンジャーレジュメントオブアーミー(私達は陸軍の第75レンジャー連隊だ)」
「彼ら、第75レンジャー連隊だそうだ」
俺は片木たちに言う。
「はい、第75レンジャー連隊のマイク・J・スミスです。マックと呼んでください。よろしく、高山、落合、宮崎、片木、柊と野上」
流暢に日本語を話すマック。
「に、日本語を喋った…」
驚く片木。
艦内へ移動した俺達はマックから話を聞くことになった。
「私達と一緒に朝鮮半島に上陸してもらいます。その後、本隊と合流し、平壌まで進撃します」
「平壌まで進撃する必要はあるの?」
「この戦争を始めた北朝鮮首脳部を拘束します」
「でも、俺達が来る前に逃亡するのでは?」
「まだ提案程度ですが、任川より上陸作戦を開始し、挟み撃ちにします」
「なんだか予想されそうな作戦だな…」
宮崎は渋い顔で言う。
「おそらく、相手も予想しているはずです。だからこそそこを叩くのです」
そのとき、電話が鳴った。
『会議中に失礼します、防衛省から通信です。掛川工業高校安全保安隊は本日1300時をもって米軍指揮下に入る。尚、所属は未定である。以上です』
「転属命令が出ましたね。これより第75レンジャー連隊の指揮下に入っていただきます」
「でも所属は未定って…」
「未定ならどこへ入るのも自由だ、ということです」
「なるほど…よし、いいなみんな」
全員が頷く。これが出撃の合図だ。
「オスプレイに乗り込んでください。これから本隊へ合流します」
俺達を乗せたオスプレイは飛び立つ。