表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
終章 発展
74/89

幕間 それぞれの思い

「よぉ、ミレイどうしたんだ?前から気にはなってたんだが、やけに幸せそうだな。」


「あんた・・・ほんとに大丈夫かぃ? ケイさんがふらっと居なくなってミレイが凄く寂しそうにしてた事は覚えてるかい?」


「そりゃ覚えてるさ。もともとふらっと来たケイさんがふらっと居なくなっちまったんだ。もしかしたら戻って来ないかもしれないって考えちまったからな。俺も寂しく思っちまったんだ。よっく覚えてるよ。」


「その後またすぐに出て行っちまった事は覚えてるかい?」


「あぁ。他にも村があったって言って行っちまったんだろ?」


「そん時のミレイはどうだった?」


「・・・そういや、元気に送り出してたな?なんでだ?」


「こんの朴念仁が!」



*****



「ありがとな、嫁に来てくれて。ほんとに助かったよ。」


「わたしだってそうよ。こんな強い男に嫁にもらってもらえたんだから。これからもよろしくね。」


「残念なのは来てくれたのはおまえとフミンの二人だけだって事だな。兄貴や弟に取られっちまわないか心配だぁ。」


「あんたが守って頂戴よ?わたしはあんたの嫁なんだから。フミンと違って、あんただけの嫁なんだからね?」


「あぁ。お前は俺だけの嫁だ。誰にも渡さねぇさ。 (フミンは誰のモンでもなく、みんなのもんだよな?)」


「あんた・・・何考えてたか言ってごらん?」


「いやな、おまえも火炎様みたいに元気な子供生んでくれよ?」



*****



「ウィンディーネ様も行ってしまったわね・・・」


「しょうがないさ。仲間がみつかったんだ。一緒に居たいって思うのが普通だろ?」


「そうだけどさ・・・ずっと居てくれたのに居なくなってしまうと寂しくてね。」


「それでも時々来てくださるんだ。それをありがたいと思ったほうがいいぞ?」


「・・・そうだね。気軽にあったかいご飯食べられる事を喜ぼうか♪」


「そうそう。この、ケイさんが持って来たもんっていいもんだな。」


「鍋って言うんだってさ。ジュリが作り方を聞きに行ってるんでしょ?早く戻ってこないものかしらね。」



*****



ガツガツガツ

モグモグモグ

・・・zzZ








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ