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陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
三章 発見
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62話 おなか空きました

ぐうぅ~~~~う

ミレイのお腹が元気を主張した。


「あ、あら、そういえば最近ちゃんとごはん食べてなかったですね・・・ケイさんを見て安心しちゃったらお腹空いちゃいました。」


「おや、ケイさん帰ってたんですか?ちょうどご飯の用意が出来たところです。まだ食べてないのでしたら一緒にどうです? ミレイも最近ちゃんと食べてないんだから、今日こそはちゃんと食べなさいね!」


ミリヤさん登場。裏の人と一緒にご飯を作っていたようだ。

もうすっかり元気になっているようで安心した。声が元気になっている。


「ではケイさんも一緒にいただきましょう。」


「そうですね。最近は暖かいご飯食べてなかったんで楽しみです。僕もいただきます。」


そう言って、ミリヤさんについていく。

すると精霊君も一緒についてきた。


「キミも食べるのかい?」


聞いてみると、意外な答えが返ってきた。


「いや、お腹が空いているとか分からないけど、なんかケイさんとは離れたくないんだ。」


自分そっくりな姿の奴にそんなこと言われてもねぇ・・・

まぁいいさ。食べながらいろいろ聞いてみよう。


「それではいただきます。」


「どうぞどうぞ、ミレイもケイさんもいっぱい食べてくださいね。」


「いただきまーす。」


たまねぎにジャガイモ、椎茸ごぼう。これは生では食べられないものばかり。本当に久しぶりだ。

あと何かのお肉がはいっていて、デザートにりんごがついていた。


味付けに塩コショウだけじゃなくて、味噌とかあるといいなぁ。

そういえば大豆をどこかで見たような気もするな。がんばって作ってみるか?


「キミも食べてみる?」


掬ったスープに意識を通して食べてみるように進めてみる。


「あれ?何故かいきなり欲しくなっちゃった。お言葉に甘えていただきます。」


「んー、やっぱり名前が無いと不便だねぇ。ミレイ、何かいい名前あるかな?」


「え? そう言われても・・・ケイさんに懐いているみたいですし、ケイさんが付けてあげません?」


「うーーん、そうだなぁ・・・じゃ、ジンでどうかな?」


まんま精霊です。



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