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陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
二章 出会い
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18話 うまくいってほっとした

不思議なことがいくつかある。


何故ミレイと言葉が通じるのだろう?

何故育っている野性の植物がおいしいのだろう?

何故総帥は「まだ早い気もするが」と言ったのだろう?


考えられる事はある。


しかし・・・そんなことがあるのだろうか?


*****


「食べ物を見つけたら言ってね?取るから。」


「はい。お願いしますね。あ、あれ、ぶどうです。」


取る食べ物は、木の実ばかりだ。葉物や根菜はない。豆も無い。

煮る事が無いからかな?生では食べ辛いだろう。


草の向こうにうさぎ発見


身振りで言葉を止め、桶を持ってもらう。

弓に矢をつがえて・・・


手ごたえあり!


「わ、うさぎです!すごいです!一発で仕留めちゃいました。」


目がきらきらしてる・・・かわいいなぁ・・・

かわいい娘に喜んでもらえると、うれしいね。 単純だな・・・


「これ、(さば)くことはできる?」


「はい。やり方だけは知ってますし、お母さんはやってましたから。」


「じゃ、帰ったらやって見せてね。」


どうやるのか見ておきたい。人がどう捌いているのかは知らないのだ。普通はどうするんだろう?


「あ、村が見えてきました。あそこです。あの木の向こうにある柵の所です。」


普通に村って言うんだね。村って言う表現が無いのかと思っていた。

森を抜けてちょっとした平原になっている所に、区切り程度にしかならないであろう柵がある。

家はたぶん・・・10(けん)位かな? 少ないな。

建ち方に規則性はなく、それぞれが少し離れて立ててある。


夕焼けが綺麗だ。これなら目の色はよく分からないだろう。


「あの・・・やっぱり、抱っこしてもらっていいですか?」


爆弾ですね。僕が言ったのはおんぶなんですが?

抱っこって、やっぱりお姫様抱っこですよね?


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