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陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
一章 新しい生活
11/89

10話 心配がなくなり脱力です

明け方までがんばってみた


小動物らしきものが動いている感じはあったが、目にすることは出来なかった

食用としてはどうだろう・・・肉はあまり考えないほうがいいのかな?

ねずみを食べるのは抵抗がありすぎる


ふと思い立って空間干渉の法を使ってみる

影を押し返すあれだ



・・・扉がひらいた・・・



何か一気に脱力

開いた先は、最初の扉と位置関係が合っている場所だ

世界はちょうど重なっている関係なのだろう


まぁこれで、扉がいつ閉まってしまったとしてもいつでも帰れる


元世界から布団と着替えを持ち込み、扉に押し込んだ木枠をはずして就寝


おやすみなさい


*****


お昼になって目が覚めた

徹夜明けだしね


顔を洗うのにも困ったので一度帰る

ついでに買出しをしよう。食料とか刃物とか


日持ちしそうな物を適当に選び、ジャガイモを購入

植えてみようと思ったのだ

育つといいな


刃物は斧に(なた)とナイフ。あと砥石(といし)

お椀を作るのにはナイフの形を整えないと辛いことがよくわかった

それからタオルとバケツを多めに購入

必要だよね。現代人には


後は(くわ)

畑仕事のお友達です


あとはロープや紐かな


あると便利そうなものは一通りそろえて、それらを何とか向こうで作ってみよう


*****


早速非常食をかじりながら・・・

煙突と窓を作ろう


屋根をおろして札をはがす。札貼ったままだと何も出来ないんだよね


壁2面、大きめに窓用に空間を切り取る。屋根との接点もところどころ切り落として隙間を作る

溝をきった窓枠をはめ込み札で固定。引き戸式の窓にした

ガラスだと外も見えていいのだが、それは贅沢だろう


煙突は迷ったが、屋根の上のほうに四角い筒を4つ横向きに突き刺した

雨が振り込まないように、穴をふさがない程度離して板を置く


この状態で札を貼って固定。空間を入れ替える形で屋根を乗せる


完成かなぁ・・・

なんかしっくりこない

またどこか弄るとしよう


このあと家の隣を少し耕してジャガイモを植えた

育つといいな


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