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陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
一章 新しい生活
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9話 初めての邂逅

ついにやってきました?


地道にこりこりお椀を削りだしていると、外から音が聞こえたような気がした

ろうそく代わりに薪に火を点けているが、窓など無いので明かりなど漏れている心配は無い


火を土に突き刺して消火

煙の臭いが漏れるのは困る

扉の脇に()って、外の音を伺いながら暫く様子を見る


がさがさ


風の音では無いだろう

何がいるのかな


聞こえる限りでは一匹だろう

少し扉を開けて覗いてみる


見えない

風は微かにあるようだ


扉は山裾に向いていて、風は吹き降ろしている

前方にいない以上開けても問題無さそうだ


靴も履かずにそっと忍び出る


月が綺麗だ


また息を潜める


・・・


左手側 かな?

ゆっくり移動

土の感触がいいな。癒し効果?


あれは・・・狐か?山猫?

狩りの様子は無い。気楽な物見遊山?


そのまま上って行ってしまう


「ふぅ 初めての邂逅・・・だな」


気長に待てばまた何か来るだろう

ちょっと肌寒いがこのまま外で待とう

月光浴だ


座り込んで目を閉じ、気を静める

足を組んだりはしないが、座禅だ


狼などの遠吠えなんかあってもいいのにな


「ぐがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」


・・・明らかに狼じゃないな


大型のモノだろう。山の奥から聞こえた

熊?違う。草食でも無いだろう

分からない


トラは確か森林に住むものだったな

豹とかいたら対処できるか?

大型蛇もそうだが、木の上からいきなり来られると辛いな

まぁジャングルで無し、こんなところにはいないだろうが


探索は十分気をつけたほうがよさそうだ

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