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陰陽師の憂い  作者: 高木 圭
一章 新しい生活
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序文 してきた事

一話PCで50~80行くらいで進めていこうと思っております

今まで何をしてきたんだろう・・・


代々陰陽師として生きてきた一族に生まれた俺は、当然のように家業を継いだ

幼いころは修練に明け暮れ、現代人としての生活も繕いながら、おかしなことがおこっていると依頼があれば世に知られない様に家業も行う

依頼人は大概世に言う”大物”と呼ばれる者たちだ


この”大物”というのもおかしなもので、本物の偉人は含まれない

陰陽師の仕事というと悪霊退治と思われているが、実際は違う

世界はひとつではなく、重なり合うように存在する

それが多重世界と呼ばれるものか、2次元や4次元のような次元の違いなのかは分からないが、そこに生きているものの影が映っているのが霊と言われているだけである


その大概が小動物


何か害を及ぼすわけでもなく、こちらをちゃんと認識して寄ってきている訳でもない

影がこちらに来ている分、何か感じていて、”興味と呼べるような意識”にも満たない、無意識以下のようなものによってそこにいるだけなのだ

簡単に言ってしまえば、犬が散歩中に停まって耳の後ろを掻いているようなものなのである


陰陽師の仕事は、その影を戻しているだけ

影の主は何かされたと気づいてもいないだろう


そんなものを気にするのは大物を気取った、張りぼての小物だけである

本物の偉人は気にも留めない


・・・陰陽師としての仕事にどんな意味があるんだろう・・・


赤ちゃんが影のせいで泣き止まないというのなら意味は見出せる

影が何か影響を与えるなら意義を見出せる


何も無いのだ


影といっても、実際に影が見えるわけではない

こそこそ動くのが好きな小物が、見えない影に怯えているだけ

真っ当な人間なら首をかしげて終わりである


これでは、金を持った子悪党が心置きなく小悪を働く為の手伝いをしているだけではないか


そう思うと、虚しさしかない


そう思っているときに、何があってだかわからないが、自宅の部屋に影がやってきた

今までのように影のようなものでは無く、影が見えるだけですらなく、生きた動物がやってきたのである


それはウサギのようなものだった


何の害も無い

迷い込んだだけ


本来ならばありえないことと、報告やら対策、原因の究明に乗り出すべきなんだろうが・・・


全てが切れた


バカバカしくなったのだ

陰陽師としての仕事にやる意義など無いではないか!


小悪党のおかげで遊んで暮らせるだけの金はすでに持っているのだ

引退しよう・・・



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