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白の王女は、欺むけり。

作者:七星北斗

 人々は、変わってしまった。
人成をくれるという約束を破り、
裏切ったのだから、
罰を与えなければ。

 呪物コレクター風見アザミは、
遠縁から連なる、数多くの呪いにより、
肌は茶色でドロっと溶け、蝿が集っていた。

 なぜ私が、身代わりに
選ばれたの?
 私がこんなにも、
醜いからか?

 もう私に供物をくれる
人もいない。
 だからお前らは、
私と同じなってしまえ。

 空には無が漂う、
夜がそれを呑み込んだ
と感じるほど、
闇が濃い。

 宇宙は数字と、因果関係が
あり、ある星を0にすれば、
 全てが無になる。

 ある星とは、太陽のことだ。
そう、私は太陽を堕とす。


 列京アリブラン学園の正午、
小さな肉の塊が、校庭に落ちた。
 塊の上に烏の脚、
嘴で肉を啄んだ。


 烏は、眼から黒い血を流し、
硬直した。しばらくすると、
翼を広げ、空へ羽ばたいた。
1.星は棚引く。
2025/05/24 08:56
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