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魔神

4部分目です!

 魔神とは、ギルド指定の「最重要警戒魔族指定」に

属し、現在12人存在する魔族的因子を持つもののことを指す。


 冒険者の男が言うにはそのうちの一角、魔神「ダスト」がこのギルド近くの商店街を襲撃しているという話だ。

 

 「魔神って、勇者に匹敵するっていうあれか!」


 「ここに居るのなんて、全員2等級以下のやつよ。勝てるわけ無いわ!」


 冒険者たちが魔神と思わしき存在との思わぬ邂逅の危険を前に慌てふためく中、鵺は魔神の来訪を知らせた冒険者のもとに駆け寄り、疑問を呈した。



 「あの、それ本当に『魔神ダスト』でした?」

 鵺は魔人の来訪を叫んだ男性冒険者にそう尋ねた。


 「あ、あぁ多分、噂通りの巨体に全身毛で覆われた姿をしていたし」


 「まぁ、確かに合ってるといえば、合ってますけど、そんなのいっぱい居るからな」

 鵺は少しの間考え込んだ後、次の行動を決定した。


 「ちょっと様子見てくるか」

 と、鵺はギルドを出ようとした。



 「ちょっとまれいっ!」



 が、呼び止められた。


 毒が回り、呂律が回らなくなっている女が鵺を呼び止めたのだ。



 「おま、何行こーとしれるんだお」


 「だお?」


 「だよッ!」

 女は切れ散らかしていた。



 「だから、もう、取り敢えずげどくざぃ、わたせ、いや、渡してくらさい、おねがいします」

 女は必死だった。


 「えー、でもほら、指輪返してもらってないし」


 「返すから!、もう返すかあ!」


 「まぁ、じゃあ、」

 そういった後に鵺はまたジリジリと手をくの字型に―



 「遅い!、もう遅い!はよ渡せ!」


 「いやでも、持ち逃げされたらやだし」


 「そんなすぐ薬効からいから、大丈夫らから」


 「こらこら、僕の作った薬の効能を舐めるなよ、これを飲んだものはたちまち睡魔に襲われ―」


「おめぇの手作りかよそれ!てか、すいまにおそわれるってなんら、それ本当に解毒剤か!」


 「さっきから怒鳴ってばかりだね」

 鵺はヘラヘラとそういった。…少なくとも女にはそう見えた。



 「…貴様、余程死にらいらしいな」

 女は恨み言をつぶやいた。


 「というか、そろそろ行かないとまずいな、悲鳴らしきものも聞こえてきたし」

 鵺は先程までとは違う、真剣な面持ちを浮かべそういった。


 「ハスダさん、すみませんが、取り敢えずその少女拘束して、裏で匿っててもらえますか」


 「?…了解しました」


 そう言って鵺は先程まで空気だったハスダに指示を出し、ギルドの外へかけていった。


 「(そういえば、ギルドって15歳以上出入り禁止だけど、あの少女はそう云う容姿の種族だったのかな?だとしたら少女呼びは失礼だったかな)」


 鵺は要らぬ反省をした。


 

 



 

5部分目も頑張ります!

投稿ペース上げたい!

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